【まとめ】サンボドロモのカーニヴァルを楽しむ方法

サンボドロモのカーニヴァル初体験した情報を、これからカーニヴァルを楽しみたい方のために、出来る限り書きたいと思います!!

席選び
サンボドロモに入るためにはチケットが必要です。
大きく分けると、花道に近い指定席とスタンドの自由席の2通りです。どう観たいかによって選ぶ席が変わります。さて、どちらを選ぶか!
間近でみるとド迫力!(googleより画像拝借)
全体がみれると山車の仕掛けも楽しめます! Unidos da Tijucaの山車

・パレードをしている人と同じ目線で楽しみたい場合  
  席の種類
  リオ/ Frisas(アリーナ指定席)
  サンパウロ / Cadeiras de Pista(指定席) もしくは Mesa de Pista 4 lugares(4人用テーブル)
  
  メリット:目の前でダンサーが観れる!握手してくれることもあるそう
  デメリット:山車の上の方が見えづらい、全体像がわかりにくい

・パレード全体をみたい場合  
  席の種類
  Arquibancada(スタンド席)になりますが、
  リオ / 地元の人と楽しみたい人はSetor 3,5 観光客多めの席ならSetor 7,9がオススメ
  サンパウロ / Setor B, Cがバテリア(打楽器)が待機するRecuo da Bateriaが近いのでオススメ

  メリット:山車やパレード全体の色使いが楽しめる
  デメリット:席とり合戦が大変、後ろの方だと表情まではわかりづらい

リオの地元の人と楽しめるSetor3,5はかなり盛り上がりが激しいです。ちょっとガラが悪い部分も!? ここで最前列をゲットするには門が開く時間(18時と聞いていましたが17時半に開きました)の2~3時間前には入り口に並ぶ必要があるでしょう。サンパウロは比較的ゆっくりでもわりと席が選べました。
Arquibancadaは大きい階段になっていますが、パレードが始まってしまうと皆立ち上がってしまうので、ほぼ立ち見と思ってください。 
疲れたくない、邪魔されずに見たいのであれば、高くでも指定席やアリーナ席のチケットを買うことを強くおすすめします。

チケット購入方法
・オフィシャルサイトで購入し、チケット引換所で事前に引換
・直接チケット売り場にて購入
・旅行代理店で購入(手数料あり)
・取り扱いしているホテルのフロントで購入(手数料あり)

日本から購入する場合はオフィシャルサイトで注文できますが、クレジットカードの認証やCPF*必要だそうです。早めに現地入りして引換なければなりませんので注意。そうなると慣れていない方の場合、手数料がかかりますが旅行代理店が間違いないかもしれません。チケット売り場や引換所、または当日会場付近にダフ屋もいますが、なるべく避けた方が良いでしょう。また、オフィシャルサイト以外にも代理購入するサイトも存在しますので、注意してください。
*CPF…ブラジルの納税者番号(日本のブラジル領事館で発行可)
○参考までに
2015年リオのチケット価格(オフィシャルサイト)
Setor3 / R$85
Setor5 / R$100

持ち物
・レインコート (会場内で購入すると割高です、100均の物で充分)
・カメラ (気合入れすぎて宿から一眼レフを首から提げて歩くのはやめましょうw)
・ティッシュペーパーやウェットティッシュ (これは基本ですね)
・飲み物やお菓子 (どうやら持ち込み可能みたいです~) 
・防寒具 (雨が降って濡れると寒いです)
・お尻が痛くならないような敷物(コンクリートの上はけっこう痛いです~必要な人は是非)

ちなみに、会場や会場付近で売っているもの
・飲み物類 (水、ビール、コーラ、ガラナ、レッドブルなど)
・食べ物 (ホットドッグ、ハンバーガー、アイス、ポップコーンなどのお菓子)
・レインコート (会場内R$10、会場外 R$5)
・座布団
・仮装グッズ(帽子や花の髪飾りなど)
・エスコーラ別のTシャツ

ちょっと割高ですが、驚くほど高くありません。
カーニヴァルのオフィシャルグッズもあります。あまり売れてなさそうでしたけど。。

心得
・席取り合戦でくじけない!(みんな平気な顔して割り込んできます)
・割り込んできたやつとは仲良くなったほうが得!
・エンヘードを歌う!(ここは皆で叫ぶみたいなポイントがあるので、そこを押さえましょう)
・パレード前に配られたエスコーラのバンデリーニャ(旗)は思いっきり振る!
・傘はささない(暗黙の了解です。サンパウロは傘没収だったはず。。)
・道中はもちろん会場でもスリには気をつける

事前準備
・エンヘードを聴きまくる
・エンヘードやテーマの内容を調べる、できれば理解する
・とにかくよく休んでおく!!

山車から手を振るMartinho da Vila
カーニヴァル会場への道中
心配していた治安面は、さすがに警察が沢山いたので危険な感じはしませんでした。
帰りはメトロで帰りましたが、タクシーは捕まらないと思っていたほうがいいですね。怪しげなタクシーも沢山とまってましたし。心配なら、メトロの駅に近い宿をとるか、バスツアーがよいでしょう。リオでもサンパウロでも危険な目には遭いませんでしたが、スマホを盗られたという子もいうので、要注意。何か要求されたら大人しく差し出すしかありません。あと、暗いところは歩かないこと!!
サンパウロの会場から帰るとき、メトロTiete駅に行くバス乗り場がちょっとわかりづらいです。けっこうくらい道を歩いたので、ちょっと注意ですね。みんな適当なことを言うので、何人かに尋ねたほうがいいでしょう。

こんな感じでしょうか。
カーニヴァル初体験の私でしたが、事前予習のおかげで楽しめた部分が沢山ありました。
ですが、もっと楽しもうと思えば楽しめることが沢山あります。
豪華な山車とキレイなおねーちゃん、サンバのリズムを楽しむだけでも良いかもしれませんが、何よりもこのコンテスト的なカーニヴァルはブラジル独特の文化でありますから、ブラジルの歴史的背景を知り、エンヘードの内容をポルトガル語で理解できるようになると更に楽しむことができるわけであります。
私もなんとなくですが、エンヘードを理解できて楽しめるところもあったので。

リオやサンパウロのカーニヴァルは「お尻を出したおねーちゃんが踊るお祭り」ではないということが少しでも多くの人に伝わるといいなぁなんて思っています。
ちなみにお尻が出るような衣装をタンガと言いますが、タンガを着て踊れるダンサーは何千人の中の30~40人です。彼女達は生活の全てをサンバに捧げる程、努力をしているわけです。太ももなんて私のウエストぐらいありますよ。笑(それは言い過ぎかw)
ブラジル=サンバはいいと思いますが、カーニヴァル=タンガのおねーちゃんではありません!バイアーナやポルタ・バンデイラ、メストリ・サラがいる意味、エスコーラごとのバテリアの特徴、このパレードをするのにどれだけのドラマが生まれているのか、そもそもカーニヴァルの起源をしっているのでしょうか。世界のメディアや浅草サンバカーニヴァルに集まる怪しげなカメラマン達にも、カーニヴァルの本当の素晴らしさを知ってほしいですね^^;

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