ブエノスアイレスで出会ったアルゼンチンタンゴとは

ブエノスアイレスにて絶対にやりたいこと。
・タンゴ発祥の地を訪ねる
・タンゴのオーケストラを生で聴く

まずはタンゴ発祥の地といわれるボカ地区へ。
メトロの駅から離れているので、市バスを利用。こちらのバス、外国人には本当にわかりにくい。こんな時はGoogle mapを利用をする。おかげで間違えずにバスに乗ることができた。
バスはボカ地区の案内所の目の前に到着する。そこでブエノスアイレスの無料マップ(スペイン語/英語)をゲット。市内地図(観光地やお店の印着き)だけでなく、メトロやバスの経路図や乗り方も書いてあるので持っていると凄く便利。
カラフルでかわいらしい建物たち。
Caminito、やはり有名な観光地だけあって午前中に着いたのに既に人がいっぱい。もう少し静かな場所かと思っていたが、レストランの客引きがしつこかったり、大型バスが近くを通過したりと騒々しかった。一番印象に残ったのが路地裏から聴こえるバンドネオン…近づいてみたら、おじいさんが一人で演奏していた。とっても素敵!!

ボカ地区も行けたし、あとはタンゴの生演奏を聴くだけ…。
せっかくなら地元の人が行くところに行ってみたいな~と思っていたら、さがすのに一苦労。観光客向けの高級タンゴショーはびっくりするぐらいでてくるのに。
そこでアルゼンチンに引っ越したばかりのブラジル人の友達を誘い(巻き込みw)、調査開始。やはり地元のことは地元の人に聞くのが良いと、まずはバー店員のお姉さんと常連さんたちに質問。教えてくれたお店はこちら。せっかくなのでリンクを張っておこう。


結局、教えてもらったお店には目ぼしいイベントがなく、友達が毎週木曜日開催のミロンガのイベントをさがしてくれた。持つべきものは友。ありがたや。


Maldita Milonga (メールで事前予約可能)
Peru 571, San Telmo, Buenos Aires
※カード不可

イベントは4部構成で、ミロンガのダンスレッスン、オーケストラのショー、ペアのショー、バイリ(ダンスパーティー)という感じ。
入場料はレッスン込みでなんと驚きの250ペソ。(ちなみに観光客向けのタンゴショーは5000ペソ~)
本当に地元の人が行くお店という感じの雰囲気で、口コミを聞いてか、私たちのような外国人も複数。
ミロンガのレッスンでは基本中の基本を覚えましたが、ゆっくりなので難しい…。びっくりしたことに、女性の先生はブラジル人でした。私のポルトニョールに気づいたのか、あとで名刺もって挨拶しにきてくれた。ブエノスアイレスに移住したダンサー/ジャーナリストGisele Teixeiraのウェブサイトはこちら。ポル語でブエノスの見所などを案内しているのでご参考までに。


レッスンのあとはオーケストラの生演奏。
編成に決まりはないようだが、バンドネオン3人、ヴァイオリン3人、チェロorコントラバス、ピアノという編成が多いそう。確かに、ピアソラのスタイルとは違う。音楽は踊るためにある!という感じ。曲も短めで、各楽器のアドリブのソロも殆どない。それぞれのパートにちゃんとアレンジが書かれているようだ。
演奏2曲目からはお客さんもダンスホールで踊り始め、オーケストラの演奏にも更に熱が入る。バンドネオンって強いアクセントをするときに上半身を振り切らないとならない。それが物凄いエネルギッシュで心打たれる。
私のinstagramに動画があるので、興味がある方はぜひこちらを。

オーケストラの後はペアのダンスショー。
今回は女性2人のペアでした。ペアは男性と女性でなれればいけないということはない。
ショーをみたあとはダンスパーティー開始。この時点で24時だが、むしろこれから始まるという感じだった。平日なのにね。。

 私の隣に座っている真っ赤なロングドレスと真っ赤な口紅の美しいお姉ちゃんが、ダンスホールで上手に踊っている女性の足元をすごい勢いでみつめていた(完全嫉妬w)のが映画のワンシーンのようだった。笑
私はダンスパーティーに行くなんて考えてもいなかったので、普段のTシャツにメリッササンダルで行ってしまい、もっとお洒落してくればよかったと後悔。付き合ってくれた友人もラフな感じだったから助かった。笑
でも充分楽しめたので良しとしよう。ラッキーな夜だった。

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