投稿

8月, 2017の投稿を表示しています

ブラジルでの学生ビザの更新 (2017年)

イメージ
今年もビザを更新することができた。 これまで一度もビザのトラブルはなく、毎年書類を集めて申請料を払うだけなのに、なぜこんなに緊張するものなのか…。2017年の更新(延長)について備忘録として残しておこう。 私がビザ更新を始めた2015年から大幅に必要書類が変わった。 毎年少しずつ変更もあるが、ブラジル連邦警察のウェブサイトが正しく更新されない…なんてこともあるので、申請前に必ず最寄の連邦警察で確認するのが確実。 私自身も、毎年何かしら書類の不備があり、少なくとも2度は連邦警察に行くことになるので、余裕をもってはじめること。 2017年度の学生ビザ更新の必要書類。 Pedido de prorrogação de visto temporário IV – estudante - conforme previsto na Portaria MJ nº 04/2015 e legislação correlata: ・Requerimento próprio, disponível 連邦警察のサイトで作成した申請用紙 ・Duas (02) fotos tamanho 3x4, recentes, coloridas, com fundo branco  3×4の写真2枚  ・Cópia autenticada, nítida e completa do passaporte ou do documento de viagem equivalente válido  パスポートの全ページののコピー ※1  ・Prova de registro de temporário 外国人登録カード(RNE)  ・Garantia de matrícula (salvo em caso de curso concluído e se o estrangeiro estiver solicitando prazo para retirada do diploma) 学校申請の履修証明(cartorioでサイン認証必要)  ・Declaração da instituição de ensino com a duração prevista do respectivo curso (salvo em caso de curso concluído e

ブラジル音楽修行記 2

イメージ
私がブラジルで音楽修行したいと思い至ってから今日まで、いろいろなことが起こっているのだが、これまでリアルタイムでブログに書けなかったことを"修行記"として残していこうと思う。その1はこちら→  ブラジル音楽修行記 1 当初半年のブラジル短期留学で最初の滞在先に選んだ場所はサンパウロ。 なぜサンパウロを選んだかというと、リベルダージ(東洋人街)の存在はポルトガル語が話せない私には助かる…という若干控えめな理由と、大好きなサックス奏者Provetaがサンパウロに住んでいるという噂を聞いたからだった。 私がどれだけがProvetaが好きなのかはこちらの記事を参照→  Provetaに弟子入りしたい! 結果から言ってしまうと、Provetaは超多忙でサンパウロで個人レッスンはしておらず、彼のレッスンを受けるという夢は叶わなかった。ただ、「僕が教えている音楽院に見学に来たらいいよ!」と声をかけてくれた。彼はイビラプエラ公園内にある劇場に併設する市立音楽院の指導をしていて、バンド指導をする日時を教えてくれたのだった。 忘れもしない金曜日の15時。 場所はイビラプエラ公園の劇場地下。公園は物凄く広い。 "potão 10"と自分で書いたメモをタクシーの運転手さんに見せ、potão 10に到着。あとでわかったのだが、劇場近くの入り口はpotão 2。Provetaは10(デイス)と言ったのだろうが、私は2(ドイス)を聞き間違えていたようだ。 今思い返すと、降りる際に 運転手さんは「劇場はここじゃない」みたいなことを言っていたんだと思う。それぐらい当時はポルトガル語がわからなかった。結局、potão 10で降りてしまった私は、劇場を探すのに一苦労することに。サンパウロの夏の日差しは強く、とても暑かったが、少し散歩できてちょうどよかった。何より、早めに到着しておいてよかった。 ようやく劇場に到着。入り口で事情を説明し、地下にある音楽院へ。そのあとは学生たちに案内してもらいながらようやく合奏室にたどり着く。 今日の合奏は学校の選抜メンバーからなるOrquestra Furiosaというブラスバンド。 びっくりしたことに、学生が若い。おそらく15~20歳。 音楽院=音楽大学かな?なんて勝手に想像していたので、驚い

ショッピング・メトロとは?

イメージ
サンパウロ市内には沢山のショッピングセンターがある。(ブラジルではShoppingと呼ばれている) 6,7階建ての老舗デパートのようなところもあれば、2,3階建ての横に広い所謂イオンモールのようなところなど、形は様々。入っているお店は、ファミリー向けの衣料品店や靴屋、化粧品、フードコート…とだいたいどこも似ているが、サンパウロの高級住宅地付近のショッピングには高級ブランドショップも並ぶ。 さて、今日はそんな大きなショッピングセンターのことではなく、もっと気軽なショッピング・メトロについて。 ショッピング・メトロというのは、メトロの駅に隣接するショッピングセンターではなく、 " メトロの 車内" で繰り広げられる売り子異動式の販売形態のことである。 これ、正式名称ではないのだが、友達が"Shopping de Metro"と呼んでいたので、私もこう呼ぶ事にしている。(この場合、直訳は"メトロのショッピング") メトロに乗っている時に車内に乗り込んできた売り子がいろいろな物を売り始める。売り子と書いたが、実は普通の乗客で、もちろん違法行為にあたる。笑 彼らは普段着で大きなリュックや黒いビニール袋をさげて乗り込み、ドアが閉まり発車した後に、「Pessoaaaaaal!!! 」(「みなさーーーーーん!」みたいな感じ)と信じられないぐらい大きな声で叫び注目を集めてから、巧みな話術で商品の説明を始める。 よく売っているのは ・イヤフォン (しかもアップル社製そっくりの偽物) ・SDカード ・USBメモリ ・スマートフォンの充電器 などの小さな商品。多くの人が本当に使えるのか疑問にもつのか、「この場で試してもらって構わないよ!」と言いながら商品を見せてくる。 次に多いのは水やコーラなどの飲料、ガムやチョコレートのお菓子など。 満員だった車内で、スマートフォンのカメラに取り付ける魚眼レンズのようなものを売っている売り子が、「これがあればセルフィで上半身全体が撮れるよ!」と言った瞬間に周りにいた女の子たちが一気に振り向いたのには笑えた。(ブラジルの女の子、セルフィ大好きだからね…) 別の日はスマートフォンを収納できる防水ケースを売っている売り子が、実際にバケツにはった水にスマホ入り

【今日の1枚】Fábio Leal / Fábio Leal

イメージ
以前、エルメートのお気に入りの一枚を紹介したのだが、この記事のアクセス数が伸びている。Bossa Nova以外のブラジル音楽が世界で聴かれるのは非常に嬉しい。 まだ読んでない方はこちら→ 【今日の1枚】Festa dos Deuses / Hermeto Pascoal e Grupo 最近はブラジル音楽専門レコード店やインターネットのおかげもあり、ブラジル音楽はより身近になりつつあるが、まだまだ日本で紹介されていないCDが沢山あるので、少しずつ私のお気に入りのアルバムを紹介していきたい。 私が特に好きなのは、自分が通っている音楽院をとりまく音楽事情なので、所謂エルメートファミリーやサンパウロのインスト事情が多くなるかもしれないが、最近はブラジル南部やペルー、アルゼンチンなどにも興味があるので、そちらにも触れていければと思っている。では、今日の一枚はこちら。 Fábio Leal / Fábio Leal (2009) Fábio Leal - Guitar Fi Maróstica - Eletric Bass André Grella - Eletric Piano Paulo Almeida - Drums Fábio Lealはサンパウロ州サン・ベルナルド・ド・カンポ出身のギタリスト、作曲/編曲家。たまにガットギターやベース、カヴァキーニョも奏者としてライヴ出演していることも。 14歳でギターを手にした際は、独学で新しいコードを見つける度にウキウキしていたそう。 Universidade Livre de Música Tom JobimとConservatório de Tatuíにてギターを学び、現在はサンパウロを中心に活躍中。また、Conservatório de Tatuí(以後タトゥイ音楽院を記す)のギター/アンサンブル/和声の講師として教鞭にも立っている。 そう、私たちの先生で愛称はFabinho。学校でも超人気で、未だかつてこんなに生徒に人気のある先生はみたことがない。 実際に、私の音楽人生においても一番影響を与えてくれた恩師である。(追記:2018年をもってConservatório de Tatuíの講師を辞任) 多忙なFabinhoは、夜中にギターを練習するのが至福の時間だとか。 また本