tag:blogger.com,1999:blog-42966267898440606972024-03-12T23:40:28.875-03:00南米生活忘備録Bossa Novaに魅了され、2014年にブラジルへ。そのまま南米音楽のとりこになって日本へ帰れなくなってしまいました。こちらはゆるりと忘備録。Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comBlogger86125tag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-70285837566623492932020-08-13T02:08:00.002-03:002021-09-15T19:31:03.056-03:00自主隔離5か月目のリマ北部にて。<p>自主隔離生活も5ヶ月目。<br />思い切ってパソコンを新調し、起きたらコーヒーとアボカドたっぷりの全粒粉パンを食べてから仕事に取り組むルーティンが出来上がった。ぺルーのコーヒーはあまり美味しくないが、アボカドはブラジルの何十倍も美味しくて安いので良しとしている。</p><p>今朝、ミルクポットを火にかけようとしたらガスが空になっていた。<br />リマではプロパンガスが主流であり、ガスがなくなったら電話をして配達してもらうか、自分で取りに行かなければならい。<br />更には自分で取替するのが普通であり、怖がりな私には辛い。ブラジルに住んでいた時もプロパンガスだったが、いつも同居人が助けてくれていたので、6年も南米に住んいて未だに一人でガスボンベの取替ができないのは少し恥ずかしくもなる。<br />ここでの同居人はいつも昼過ぎに起きるので、ガスの取替は諦めて目の前のコンビニエンスストアにドリップコーヒーを買いに行った。そこの店員さんは珍しいほど親切で、なんだかいい気分になった。</p><p>仕事をし始め、昼過ぎになっても同居人は起きてこなかった。<br />自主隔離になってから暫く開いていなかったレストランも、7月から政府既定のチェックをクリアしたお店は再開しはじめた。節約のため、レストランが再開しても自炊するようにしているが、仕方なく大通りの中華料理屋の弁当を買いに行くことにした。<br /></p><p>ここ数日、リマは相変わらずの天気である。<br />相変わらずの天気というのは、冬になると通称Lima Grisと呼ばれる分厚い雲に覆われ、1日中15~18℃程度で非常に寒い。何より太陽が一切顔を出さないのだ。<br />これには正直参っている。私が住んでいたブラジルの田舎町は、年中絵の具の水色のようなすっきりした空をしていた。雨が降る日はバケツをひっくり返したように降り道が冠水する程だが、晴れの日は絵の具の空。まるで100か0の天気。<br />一方でリマは毎日50なのだ。代り映えがない。そして太陽がどれだけ大切なものだか、改めて実感したのだった。それが、外に出た時間帯に久々に太陽が顔を出した。数日ぶりである。気分も上がり、中華料理屋へ向かった。</p><p>コロナ渦してから、大通りには物乞いする人たちが2倍、いや3倍にも増えた。<br />リマでは、飴と引き換えにお金の支援をお願いする人が多い。<br />路上販売者も多いが、物を売る人は一定の値段を定めている。それに対してお金の支援をお願いする人は金額にこだわらず、殆どの場合が飴を持っているのでわかりやすい。<br />そして、小さい子供を連れている場合も多い。滞在先の建物から中華料理屋まで1km弱の道中、全員に支援をしたら弁当が買える程の値段になるかもしれない。</p><p>中華料理屋に着いて、いつも通りTi Pa Kayを頼もうとしたら、横に“Dulce”(甘い)と書かれていた。<br />Ti Pa Kayは鶏肉のから揚げに甘酢ソースがかかっているものなのだが、なぜ改めてDulceと書かれているのかわからなかった。店員さんに聞いてみるも、早口でよくわからない。<br />更にはマスクをしていると更に聞き取りにくい。終いには、店員さんが「奥にいる中国人を呼んでこようか?」と言い出した。なんと親切な…と思ったが、呼ばれたところで中国語で会話などできないので、書いてあるとおりDulceにしてくれと頼んだ。<br />ちなみに私はペルーで中国人と呼ばれることが殆どであり、今となっては間違えられたことろで全く嫌な気にはならない。そんなことより、店員さんの一言により料理人は中国人かもしれないという期待で空腹が更に増した。中国人の作る中華料理は本当に美味しいからである。</p><p>この店はテイクアウトのみの対応のため、注文は店の入り口でして、外で待つ。外には何台も車が止まっていて、出来立ての弁当を車内で食べている人が沢山いた。<br />中華弁当の良いところはワンタンスープがついてくるところである。更には量が多いので、昼の残りが夕飯となる。料理が嫌いな私には助かる。</p><p>スマホは充電のために事務所に置いてきたので、道行く人たちを見ていた。こうして、何もせずに歩く人をみるのが好きだ。<br />すると、20~30代ぐらいの女性二人が1~2歳ぐらいの女の子を連れて飴を売りながら歩いてきた。<br />彼女たちはベネズエラ人である。<br />私はなんとなくベネズエラ人がわかるようになってきたのだが、なぜ確信をもってベネズエラ人だと言えるかというと、女性の一人がベネズエラの国旗柄のマスクをしていたからだ。</p><p>飴を売る人たちは、あまり執拗にお願いをすることはない。<br />むしろ、わりとささっと通り過ぎてゆく。彼女たちもあっという間に私の目の前を過ぎていった。<br />その時、一人の男性が車から降りてこう叫んだ。</p><p>「Amiga! Quires una sopa para bebé?」<br /><br />男性は、受け取った中華弁当を車内で食べようとしていたところだったが、女性と子供が通りかかたのを見て、セットのワンタンスープを連れている子供にと渡した。<br />それを見ていた店員さんは、すぐに持ち帰り用のスプーンを持ってきて女性に差し出した。<br /><br />ほんの数秒の出来事だった。女性らはGraciasと礼を言い、スープをもって立ち去った。<br />私はそれを見て、なんとも言い表せない気持ちになった。目がうるんで、鼻が赤くなっていただろうが、マスクで誰にも見られずに済んだ。<br />私は自分が誰かを救えない悔しさでもなく、男性の優しさへの感動でもなく、何か違ったものに心を突き刺されたのだが、それが何なのかは結局わからなかった。</p><p>日本に住んでいたころ、こういったことが世界のどこかで起こっているという話は、ネットのニュースや友達から聞くことはあっても、無責任にもなんとなく遠い世界のような気がしていた。<br />しかし、いざ目の前で見るとただただ茫然としてしまうのだった。<br /><br />しばらくして、Ti pa Kay Dulceを受け取り、元の道を戻った。<br />Dulceは想像以上に甘かったが、とても美味しかった。<br />肌に突き刺さるような隙間風に耐えながら、久しぶりにブログを書いている。友達の話によると、サンパウロは日中暑い程だとのこと。早く春にならないかなぁ。<br /></p><p><br />(写真)今日の中華弁当。ワンタンスープ、揚げワンタンが入ったTi Pa Kay、ご飯はパラパラな炒飯、おそらく2人前はありそうです。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://1.bp.blogspot.com/-IuQ7rflESWI/XzTDqLXupCI/AAAAAAAAoEg/JVPr--P63GcIjePdHw381lS1y6RhoJo1gCPcBGAsYHg/s4160/IMG_20200812_152035.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3120" data-original-width="4160" height="240" src="https://1.bp.blogspot.com/-IuQ7rflESWI/XzTDqLXupCI/AAAAAAAAoEg/JVPr--P63GcIjePdHw381lS1y6RhoJo1gCPcBGAsYHg/w320-h240/IMG_20200812_152035.jpg" width="320" /></a></div><p><br /></p>Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-54362570140796665392020-05-05T00:00:00.001-03:002020-05-05T00:02:05.795-03:00【レシピ】ペルー料理 Arroz con Pollo私が大好きなペルー料理のひとつ、"Arroz con Pollo"<br />
邦題をつけるとしたら、鶏肉と香草の炊き込みご飯といったところだろうか。<br />
この料理は、一部の食材を省略、代用すれば日本でも作れるので、ぜひこの機会にどうぞ。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-5diciHh-jGs/XrDRLykrftI/AAAAAAAAl6w/PL7KDpKix_8cPsvJNGXHsJqFsvwvrK8AQCPcBGAsYHg/s1600/IMG_20200430_150958.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://1.bp.blogspot.com/-5diciHh-jGs/XrDRLykrftI/AAAAAAAAl6w/PL7KDpKix_8cPsvJNGXHsJqFsvwvrK8AQCPcBGAsYHg/s320/IMG_20200430_150958.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
食材<br />
・パクチー 1カップ<br />
・ほうれん草 葉の部分を6~7枚<br />
・にんにく ひとかけ/チューブでもOK<br />
・たまねぎ 小1<br />
・パプリカ 中1<br />
・にんじん 小1<br />
・グリーンピース お好みで<br />
・コーン 半カップ<br />
・鶏肉 皮付きの骨付きモモ肉1~2本と胸肉1~2枚程度<br />
・塩コショウ 適量<br />
・お米 2合<br />
・黒ビール 1/2カップ なくてもOK<br />
・鶏がらスープ/水でもOK<br />
・サラダ油 適量<br />
<br />
下準備<br />
1. パクチーとほうれん草を鶏がらスープもしくは水1/4カップ程度と一緒にミキサーにかけ、ペースト状にする<br />
2. にんにく、たまねぎ、パプリカ、にんじんをみじんぎりにする<br />
3. お米を洗ってざるにあげておく<br />
<br />
作り方<br />
1. 鍋にサラダ油をしいて、鶏肉の皮部分を下にして焦げ目がつくまで炒める<br />
2. 炒めた鶏肉を取出し、同じ鍋を使ってたまねぎ、にんにく、にんじんの順で炒める(塩コショウ少々)<br />
3. パクチーとほうれん草のペーストを入れ、少し火を通したら黒ビールを入れて少し煮る<br />
4. 残りの野菜とお米を入れ、混ぜながら少し火を通す<br />
5. 鶏がらスープもしくは水を具の2cmほど上までそそぎ、更に塩をふたつまみ、その上に鶏肉をおき、弱火で水分がなくなるまで炊く<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://1.bp.blogspot.com/-pIDm9bnaM2Y/XrDUNu1pTuI/AAAAAAAAl68/KN-loT77bt8H5nvj8vw9B-T6dqxa0w2ZQCPcBGAsYHg/s1600/P_20200124_143347.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="901" data-original-width="1600" height="180" src="https://1.bp.blogspot.com/-pIDm9bnaM2Y/XrDUNu1pTuI/AAAAAAAAl68/KN-loT77bt8H5nvj8vw9B-T6dqxa0w2ZQCPcBGAsYHg/s320/P_20200124_143347.jpg" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">付け合せとしてPapa a la huancaina(じゃがいもの黄色唐辛子ソース)がつく</td></tr>
</tbody></table>
<br />
ペルー人の友達曰く、鶏肉を焦げ目がつくまで炒めるのがポイントだとか。<br />
ペルーのレシピにはAji Amarillo(黄色唐辛子)が入るが、省略してもおいしい。また、Choclo(ジャイアントコーン)はスイートコーンで代用可能。<br />
水の分量に関しては少し加減が難しい。私は目盛りマニアで、レシピ通りに計らないと不安になってしまうのだが、ペルー人もブラジル人も基本的には目分量。お米の種類やガスの火加減、鍋によって多少出来が変わるが、回数を重ねて自分好みを感覚で覚えていくのもなかなか楽しいものである。基本的にはお米1カップに対して水2.5カップ(今回のように黒ビールなど他の水分が入るときはその分を減らして)、もしくはお米より2cm(指2本分)と覚えておくと良い。Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-67563889518589353922020-02-16T17:49:00.002-03:002021-09-15T19:31:44.036-03:00リマと音楽1 Puente de los Suspirosリマでの生活も一ヶ月が経過。<br />
ペルーの公用語であるスペイン語を今必死に勉強中。<br />
せっかくなのでリマの人々が好む音楽や、それにまつわるスポットを紹介していこうと思う。<br />
ペルーの首都であるリマは北と南でびっくりするぐらい雰囲気が変わる。<br />
<div>
場所によって人々が好む音楽も異なるのが興味深い。<br />
・Musica criolla(Afroperuana)<br />
・Cumbia<br />
・Salsa<br />
とざっくり3種類のタイプに分けられるそう。もちろんRockや南米/北米Popも聴かれている。10代の子達にはK-popも人気なんだとか。</div><div>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-wmymd0imz-g/XkmeAQ92-VI/AAAAAAAAit0/rLe2AQTIyKUcv3g9lHu-Vzdcu4uAWZQmgCKgBGAsYHg/s1600/P_20200126_155659.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://1.bp.blogspot.com/-wmymd0imz-g/XkmeAQ92-VI/AAAAAAAAit0/rLe2AQTIyKUcv3g9lHu-Vzdcu4uAWZQmgCKgBGAsYHg/s320/P_20200126_155659.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
こちらはリマ観光でかかせない場所の一つ、<b>Puente de los Suspiros</b>、通称ため息橋。<br />
Miraflores地区と同じようにリマの素敵なお店が多いBarranco地区の名物。この橋は大きくもなければ下に川が流れているわけでもなく、何もしらないと特に面白みがないが、ここはペルーを代表する歌手/作曲家のChabuca Grandaが歌った地として有名で、同名の曲もある。<br />
Chabucaは幼少期に家族でリマへ引越し、音楽とは別の仕事をするが、音楽への夢をあきらめず、Valses criollos (いわゆる"ペルーのワルツ") の作曲をはじめ、リマ市主催の作曲コンテストで優勝したのを皮切りに、数多くの名曲を残すことになる。代表曲をあげるとLa Flor de la Canela、個人的にはFina estampaが好き。<br />
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<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen="" class="YOUTUBE-iframe-video" data-thumbnail-src="https://i.ytimg.com/vi/9A7v4vBVPP4/0.jpg" frameborder="0" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/9A7v4vBVPP4?feature=player_embedded" width="320"></iframe></div>
<br />
ペルーの国民的歌手Eva AyllonはChabucaの作品だけを集めたアルバムも録音。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen="" class="YOUTUBE-iframe-video" data-thumbnail-src="https://i.ytimg.com/vi/BWLT0s923Us/0.jpg" frameborder="0" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/BWLT0s923Us?feature=player_embedded" width="320"></iframe></div>
<br />
橋の周りはお洒落なレストランやカフェが並んでおり、平日の夕方や土日は人でいっぱいのリマのデートスポット。私たちブラジル音楽プロジェクトチームも何度かこの橋の隣で野外ライヴをする(ライヴをするにはリマ市の許可が必要)<br />
ライヴ後は近くにあるレストランAnticucheria El Tio Marioで夕飯。ここで食べたPicarones(サツマイモや小麦粉を混ぜた生地を揚げたドーナツ)が最高に美味しかった。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-OdDVmRiTw2Q/XkmnEWE37dI/AAAAAAAAiuA/M55A1z-Usec5MIAr6u_zO2KAulWN5_DLQCKgBGAsYHg/s1600/P_20200103_230253.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="901" data-original-width="1600" height="180" src="https://1.bp.blogspot.com/-OdDVmRiTw2Q/XkmnEWE37dI/AAAAAAAAiuA/M55A1z-Usec5MIAr6u_zO2KAulWN5_DLQCKgBGAsYHg/s320/P_20200103_230253.jpg" width="320" /></a></div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<iframe allowfullscreen="" frameborder="0" height="300" src="https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d3900.459462405844!2d-77.02491698518637!3d-12.14909109139921!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x9105b7ed9b59d081%3A0x8400f1bf42b49a60!2sPuente%20de%20los%20Suspiros%2C%20Barranco%2015063!5e0!3m2!1sja!2spe!4v1581883313844!5m2!1sja!2spe" style="border: 0;" width="400"></iframe>Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-10227112244674118142020-02-13T01:47:00.002-03:002021-09-15T19:32:37.922-03:00南米でヘアカット -リマ編-ペルー共和国の首都、リマへ来てから1ヶ月経過。<br />
こちらでの生活はなかなか不便なことが多く、最近やっと落ち着いてきた。<br />
<br />
先日、初めてリマでヘアカット。<br />
タトゥイ時代に知り合ったペルー人女性の留学生たちは、みんな真っ黒でストレートの長い髪をしていたので、きっとペルー人美容師さんは私の髪を上手に切れるに違いないと勝手に期待。思ったとおり、リマに着いたら女性がストレートヘア率高し!!<div>が、私の住んでいる北側の地区は小さなサロンの数が多く、お客さんが入ってない、更にはあまりにも安すぎる(10~15soles)ので急に不安になる。<br />そして街行くペルー人女性はロングヘアがご自慢のようで、あまり世界の流行には敏感じゃなさそう…。<br />
もうちょっとモダンな感じのサロンないの?と友達に聞いたことろ、教えってもらったのがMontalvoというリマの至る所にあるチェーン店のヘアサロン。<br />
お店も大きくて、日本のサロンのよう。あくまでも見た目ね(写真はgoogleより拝借)<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-dYMe0NpYO9k/XkTOt_Wb89I/AAAAAAAAinY/se9yLan4POklPS-Y6DOesWxkwvZbd7kCQCLcBGAsYHQ/s1600/lima.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="400" data-original-width="450" height="284" src="https://1.bp.blogspot.com/-dYMe0NpYO9k/XkTOt_Wb89I/AAAAAAAAinY/se9yLan4POklPS-Y6DOesWxkwvZbd7kCQCLcBGAsYHQ/s320/lima.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
今回カットしてくれたのは男性の美容師さん。まずはどんな風に切りたいか聞かれ、ボブヘアのカタログを渡される。<br />カタログは結構グローバルな感じで、「こんなヘアスタイルにしてる人、リマにいる?!」と突っ込みたい所だったが、カウンセリングはしっかりしていたので良しとしよう。<br /><br /></div><div>
シャンプーをしてもらい、早速カット。<br />ちなみにシャンプー台は自動ではない。自力で体を起こさなければならない。これはサンパウロも一緒。去年ショートカットにしてからそのまま伸ばしっぱなしだった後ろ髪をそろえてもらい、無事にボブヘアになったが…<br />
ちょっといびつなんですけど…<br />
サロンに行く前に友達に「気に入らなかったらちゃんと言うべし」と言われたのを思い出し、説明して左右対称になるようにレイヤーを入れてもらい完成。<br />お値段は50solesと他のサロンに比べたら少々お高め。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-ZLXG9nXv2PQ/XkTSePEYI2I/AAAAAAAAink/GUgRXeQ2fr8VIJaZn1Ym9xnt4F6kqjH7wCKgBGAsYHg/s1600/P_20200210_163724_BF_1.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://1.bp.blogspot.com/-ZLXG9nXv2PQ/XkTSePEYI2I/AAAAAAAAink/GUgRXeQ2fr8VIJaZn1Ym9xnt4F6kqjH7wCKgBGAsYHg/s320/P_20200210_163724_BF_1.jpg" width="238" /></a></div>
<br />
スペイン語でヘアカットについては、いつも助けてもらているひろこさんのブログを参考にさせていただいた。<br />
参考リンク:<a href="https://spaingoblog.com/trabajo/6428/" target="_blank">【いざという時】海外で美容院に行きたくなった時助かるスペイン語!</a><br />
ちなみに今回してもらったような切りっぱなしカットはPelo recto cortoという。<br />
それにしても、海外でヘアサロンをさがすのは一苦労。日本のヘアサロンの技術が高さを改めて実感させられる。<br />
ちなみに南米では多くの人が前髪や触覚は作らず、子顔カットやレイヤーを入れることも少ない。髪の美しさはカットというよりも髪自体の美しさが重視されているようで、トリートメント用品の種類は半端じゃない。</div>Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-70941463589131321652020-01-23T21:06:00.002-03:002020-01-23T21:06:49.767-03:002020年はペルーのリマより発信!明けましておめでとうございます!<br />
2019年は沢山の演奏の機会に恵まれ、無事にConservatorio de TatuiのMPB/Jazz学科の卒業も確定。レコーディングやプロジェクトやらで1年があっという間に過ぎ、ブログを更新する時間が全然なかったのですが、思い出を振り返りながらレポートしていきたいと思います。<br />
<br />
突然ですが…現在ペルー共和国の首都リマにいます。<br />
リマにあるMUSA文化センターのプロジェクトの一員として、ブラジル音楽講座、ショー、そして子供向けの音楽指導をすることになりました。期間は3ヶ月間です。私の他に2人のブラジル人ミュージシャンも一緒に来ています。<br />
<br />
プロジェクトの他に、かねてから興味があったペルーの音楽に触れること、そしてスペイン語の基本的な表現を身に着けるという目的もあります。<br />
あんなに大好きなブラジルを離れるのは少し悲しいけど、こんな機会は滅多にないので思い切って決断しました。<br />
<br />
今日から3ヶ月間、ペルーでの生活のお話が多くなると思いますが、どうぞお付き合いください!<br />
(写真はミラフローレス地区から撮った夕陽)<br />
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<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-Yzqy6vRIckM/Xio0kYpATuI/AAAAAAAAh0g/qctbvfiusSMne1Parh2C7p8ZBvr7E1vpwCKgBGAsYHg/s1600/P_20200103_181930.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://1.bp.blogspot.com/-Yzqy6vRIckM/Xio0kYpATuI/AAAAAAAAh0g/qctbvfiusSMne1Parh2C7p8ZBvr7E1vpwCKgBGAsYHg/s320/P_20200103_181930.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
<br />
<br />Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-48883247559482630482019-10-30T14:57:00.001-03:002020-03-27T15:14:43.866-03:00ミニマリストになるために覚えた2つのこと<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://lh3.googleusercontent.com/-bdPAGeIwBpE/XbnO6xJES3I/AAAAAAAAezE/PtZGVUF5Z0Mdb6uMOyt5NUSjXHArVvEXQCLcBGAsYHQ/s1600/1572458216055687-0.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;">
<img border="0" src="https://lh3.googleusercontent.com/-bdPAGeIwBpE/XbnO6xJES3I/AAAAAAAAezE/PtZGVUF5Z0Mdb6uMOyt5NUSjXHArVvEXQCLcBGAsYHQ/s1600/1572458216055687-0.png" width="400" />
</a>
</div>
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<br /></div>
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私の通う州立音楽院でSemana do saco cheio(うんざり週間)という一週間休みがあったので、海に行ったりしてリフレッシュしてきた。</div>
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"Saco cheio"とは"うんざり"という意味で、なぜ休みになるのか?と友達に聞いたら「働くのうんざりだからだよ」と返されてびっくり。もちろん教職員は有給扱い。</div>
<div>
なんか考えられないんですけど、まぁ、私もリフレッシュできたので良しとしよう。</div>
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話は変わるが、ここ何年か引越しする事が多い。引っ越しをする度に「少ない荷物で暮らしたい」と思う。</div>
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私は一つの場所に住み続けるタイプじゃないので、何かチャンスがあればどこにでも引っ越せるが、小さい頃から物に対する執着がある。このコップじゃなきゃ嫌だとか、炊飯器がなきゃダメだとか。</div>
<div>
服もそう。いつか着るかもしれないと日本から大量の服を持ってきた、結局いつも同じ服しか着ないのに。でも最近ミニマリストの友達と接することで少しずつ物への執着がなくなってきている。そこで2つの大切なことを覚えた。</div>
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<br /></div>
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<b>1. 無ければ代用する</b></div>
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炊飯器も、なければお鍋でお米を炊けば良いし、机がなければ作れば良い。極力買わずにある物で工夫すること、頭を働かせること。</div>
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<br /></div>
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<br /></div>
<div>
<b>2. 無ければ人に借りる</b></div>
<div>
服が多いのは衣装のせいもあるけど、年に数回かしか使わない衣装用の白のパンツとか(普段は絶対に使わない)、たまにしか使わないものは誰かに借りれば良い。そういえば、ブラジルの人たちは物の貸し借りよくやっている。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
実は凄くシンプルなんだと実感。おかげでだいぶ物が減り、服もお気に入りで長く使えるものだけを残すことができた。</div>
<div>
物が少ないって身軽な感じで気持ちいい!!</div>
Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-34711424625163300832019-09-29T00:50:00.001-03:002021-09-15T19:36:07.816-03:00ブエノスアイレスからコルドバへ今回の旅の目的のひとつであるフォルクローレフェスティバルはコスキンという小さな街の特設会場で開催される。<br />コスキンへ向かうために、まずはコルドバへ。<br /><br /><div>
コルドバはブエノスアイレスに次ぐアルゼンチンの都市で、キリスト教布教の拠点となっていたために古い教会が多く、同国最古の大学があり、友達いわく国中から学生が集まるのでなかなか面白い街だそう。チリ人の友達は何故かコルドバや周辺の都市は美男美女が多いと言っていた。<br />
コルドバに立ち寄らなければいけないのには理由があった。<br />
実はまだフェスティバルのチケットが購入できていないのだ。<br />ネットで事前購入できなかったため、コルドバにあるチケット売り場で購入する必要があったのだ。ついでに一泊してみようとホステルを予約する。<br />(今考えればチケット買わずにコスキンまで行こうとしてた自分すごい。笑)<br />
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<br /></div>
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-Sc8h_O0ydEc/XZAW-s-jIsI/AAAAAAAAeP4/nyACN7OCK94T9QOuYelLgYwwUjqta_rqACKgBGAsYHg/s1600/P_20190131_204206.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://1.bp.blogspot.com/-Sc8h_O0ydEc/XZAW-s-jIsI/AAAAAAAAeP4/nyACN7OCK94T9QOuYelLgYwwUjqta_rqACKgBGAsYHg/s320/P_20190131_204206.jpg" width="240" /></a><br />
<div style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
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レチーロのターミナルから夜行バスに乗る。</div>
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レチーロはブエノスアイレスから近郊都市への高速バスターミナルで、チリやペルー行きの国際バスもある。周辺は薄暗いので、夜は注意。このターミナル、乗り場が本当に不親切。首都であるブエノスアイレスの主要ターミナルとは思えないほど。<br />
購入したチケットにはゲート25-35などと書かれていて、自分でバスを探さないとならず、危うく乗り損ねるところだった。</div>
<div style="clear: both; text-align: left;">
ターミナルには無料Wi-Fiも電源もないし、海外キャッシングできるATMもない。座るところも少なく、何より暗い!!ここで長い間バスを待つのは正直しんどい。<br />
それに比べて到着地のコルドバのターミナルは凄くきれいで近代的、案内も十分だったには驚いた。</div>
<div style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
ブエノスアイレス-コルドバ間のバスは1日に複数の会社から何本も出ていて、行きはChevallier(1650アルゼンチンペソ)、帰りはEl Turista(1800アルゼンチンペソ)という会社を利用。<br />
9時間の長旅なので、どちらもCama(レイト)を購入。<br />ワンドリンク、スナック、Wi-Fi、トイレ付き。ちなみにEl Turistaは少し高くなるが(といっても数百円程度)、車内食(写真)にフリードリンク、更にはブランケットがいい香りだし、椅子もほぼベッドのように倒れるので、爆睡できた。ブラジルの高速バスより快適!<br />
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<a href="https://1.bp.blogspot.com/-EHolpeWAh0I/XZAc456WGjI/AAAAAAAAeQQ/k3JZLxRMEpAYxQGbamh-1hIw8ji5ByewACKgBGAsYHg/s1600/P_20190204_221359.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://1.bp.blogspot.com/-EHolpeWAh0I/XZAc456WGjI/AAAAAAAAeQQ/k3JZLxRMEpAYxQGbamh-1hIw8ji5ByewACKgBGAsYHg/s320/P_20190204_221359.jpg" width="320" /></a></div>
<h3>
<br /></h3>
コルドバでの最大の目的はフェスティバルのチケットを買うことだったので、買えるまではドキドキしていたが、意外にもあっさり購入できて、1日街をフラフラすることに。<br />
レストランを探していたらいきなりドカーンと現れる大聖堂。さすが歴史ある街。コルドバの観光スポットは殆どが歴史的な建物である。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-ca18cTjGIXE/XZAW-jrWPeI/AAAAAAAAeP4/6VyTh1v5cB8FIFmHl6iEGaBCK644E6TYwCKgBGAsYHg/s1600/P_20190201_121417.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://1.bp.blogspot.com/-ca18cTjGIXE/XZAW-jrWPeI/AAAAAAAAeP4/6VyTh1v5cB8FIFmHl6iEGaBCK644E6TYwCKgBGAsYHg/s320/P_20190201_121417.jpg" width="240" /></a></div>
<br />
私はどちらかというと教会や大聖堂よりもカニャーダ川付近が気に入ったのでこの辺りで本を読んだりする。この街灯とか素敵でしょ?<br />
でもホステルのお兄ちゃんがこの付近より先は夜危ないと教えてくれた。どこに行っても地元の人の情報は大切である。<br /><br />
正直、今回コルドバ滞在はあまり楽しめなかった。<br />情報が少ないし、学生が夏休み中で少し活気がなかったのかもしれない。ホステルに戻るとパリピたちがシュラスコ(BBQ)に誘ってくれたが、一日中街をさまよい続けた私は非常に疲れていたので断った。部屋に戻って休もうとすると、肉を炙っている煙が充満してまるでスモークされている気分になる。<br />二度とこのホステルには泊まらない、そして朝起きたら即効コスキンに向かおうと心に誓う。<br />
<br />
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<a href="https://1.bp.blogspot.com/-tTKQWhUt6SI/XZAlKBn1PxI/AAAAAAAAeQk/xOitMWi67y4sbhM3nooFt08ILmMxJP3CQCKgBGAsYHg/s1600/P_20190202_093153.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://1.bp.blogspot.com/-tTKQWhUt6SI/XZAlKBn1PxI/AAAAAAAAeQk/xOitMWi67y4sbhM3nooFt08ILmMxJP3CQCKgBGAsYHg/s320/P_20190202_093153.jpg" width="240" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
<br />
予定通り早起きし、コスキンまで電車で行ってみようと駅まで40分かけて歩く。上り坂ばかりで辛い。必死の思いでたどり着くと長蛇の列…。ちょうどバーベキューシーズンらしく既に満席。鉄子の私としては非常に残念だが、今回は大人しくバスでコスキンへ向かうことにした。 (つづく)<br />
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<a href="https://1.bp.blogspot.com/-IhUmpc3_Fek/XZAW-jqDilI/AAAAAAAAeP4/-1PpZOhS1NgLhS6TJhEor0NVC1tUX-UAACKgBGAsYHg/s1600/P_20190202_100231.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://1.bp.blogspot.com/-IhUmpc3_Fek/XZAW-jqDilI/AAAAAAAAeP4/-1PpZOhS1NgLhS6TJhEor0NVC1tUX-UAACKgBGAsYHg/s320/P_20190202_100231.jpg" width="240" /></a></div>
</div>Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-31170877421982230822019-02-17T00:25:00.003-03:002021-09-15T19:37:50.043-03:00ブエノスアイレスで出会ったアルゼンチンタンゴとはブエノスアイレスにて絶対にやりたいこと。<br />
・タンゴ発祥の地を訪ねる<br />
・タンゴのオーケストラを生で聴く<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-9_v3BFrx_4o/XGiqeOfeS5I/AAAAAAAAay4/MjCxoYOSUAQyHuAF_j1RNiB9OfPDz6C1wCKgBGAs/s1600/P_20190130_124233.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="200" src="https://2.bp.blogspot.com/-9_v3BFrx_4o/XGiqeOfeS5I/AAAAAAAAay4/MjCxoYOSUAQyHuAF_j1RNiB9OfPDz6C1wCKgBGAs/s200/P_20190130_124233.jpg" width="150" /></a></div>
まずはタンゴ発祥の地といわれるボカ地区へ。<br />メトロの駅から離れているので、市バスを利用。こちらのバス、外国人には本当にわかりにくい。こんな時はGoogle mapを利用をする。おかげで間違えずにバスに乗ることができた。<br />
バスはボカ地区の案内所の目の前に到着する。そこでブエノスアイレスの無料マップ(スペイン語/英語)をゲット。市内地図(観光地やお店の印着き)だけでなく、メトロやバスの経路図や乗り方も書いてあるので持っていると凄く便利。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-2bEi8urtDkk/XGiqeMOCdOI/AAAAAAAAay4/gHmOkimUW6QcZHyFhhgL3kimTFQZX9f9ACKgBGAs/s1600/P_20190130_123657.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="200" src="https://3.bp.blogspot.com/-2bEi8urtDkk/XGiqeMOCdOI/AAAAAAAAay4/gHmOkimUW6QcZHyFhhgL3kimTFQZX9f9ACKgBGAs/s200/P_20190130_123657.jpg" width="150" /></a></div>
カラフルでかわいらしい建物たち。<br />
Caminito、やはり有名な観光地だけあって午前中に着いたのに既に人がいっぱい。もう少し静かな場所かと思っていたが、レストランの客引きがしつこかったり、大型バスが近くを通過したりと騒々しかった。一番印象に残ったのが路地裏から聴こえるバンドネオン…近づいてみたら、おじいさんが一人で演奏していた。とっても素敵!!<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-M_u93_0A5fg/XGiqeLUks_I/AAAAAAAAay4/LSx-c98VUHA-7K2PBq90cAmcnkxha3MNACKgBGAs/s1600/P_20190130_130143_2_1.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em; text-align: center;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1218" height="200" src="https://2.bp.blogspot.com/-M_u93_0A5fg/XGiqeLUks_I/AAAAAAAAay4/LSx-c98VUHA-7K2PBq90cAmcnkxha3MNACKgBGAs/s200/P_20190130_130143_2_1.jpg" width="150" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
ボカ地区も行けたし、あとはタンゴの生演奏を聴くだけ…。</div>
<div>
せっかくなら地元の人が行くところに行ってみたいな~と思っていたら、さがすのに一苦労。観光客向けの高級タンゴショーはびっくりするぐらいでてくるのに。</div>
そこでアルゼンチンに引っ越したばかりのブラジル人の友達を誘い(巻き込みw)、調査開始。やはり地元のことは地元の人に聞くのが良いと、まずはバー店員のお姉さんと常連さんたちに質問。教えてくれたお店はこちら。せっかくなのでリンクを張っておこう。<br />
<br />
<ul>
<li><a href="https://www.facebook.com/lacatedraldeltangoalmagro/">LA CATEDRAL CLUB</a></li>
<li><a href="https://www.facebook.com/LaVirutaTangoClub/">La Viruta Tango Club</a></li>
<li><a href="https://www.facebook.com/clubatleticofernandezfierro/">CAFF - Club Atlético Fernández Fierro</a></li>
</ul>
<br />
結局、教えてもらったお店には目ぼしいイベントがなく、友達が毎週木曜日開催のミロンガのイベントをさがしてくれた。持つべきものは友。ありがたや。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-lcGc453hI8U/XGjFPNQoIxI/AAAAAAAAazI/V_-ILe0G1gQjjV9LbWSec7bOezVO6nzgQCKgBGAs/s1600/IMG-20190207-WA0009.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="774" data-original-width="1032" height="240" src="https://1.bp.blogspot.com/-lcGc453hI8U/XGjFPNQoIxI/AAAAAAAAazI/V_-ILe0G1gQjjV9LbWSec7bOezVO6nzgQCKgBGAs/s320/IMG-20190207-WA0009.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
<b><a href="https://www.facebook.com/malditamilonga1/">Maldita Milonga</a> <span style="font-size: xx-small;">(メールで事前予約可能)</span></b><br />
<span style="font-size: xx-small;"><b>Peru 571, San Telmo, Buenos Aires</b></span><br />
<span style="font-size: xx-small;"><b>※カード不可</b></span><br />
<span style="font-size: xx-small;"><br /></span>
イベントは4部構成で、ミロンガのダンスレッスン、オーケストラのショー、ペアのショー、バイリ(ダンスパーティー)という感じ。<br />
入場料はレッスン込みでなんと驚きの250ペソ。(ちなみに観光客向けのタンゴショーは5000ペソ~)<br />
本当に地元の人が行くお店という感じの雰囲気で、口コミを聞いてか、私たちのような外国人も複数。<br />
ミロンガのレッスンでは基本中の基本を覚えましたが、ゆっくりなので難しい…。びっくりしたことに、女性の先生はブラジル人でした。私のポルトニョールに気づいたのか、あとで名刺もって挨拶しにきてくれた。ブエノスアイレスに移住したダンサー/ジャーナリストGisele Teixeiraのウェブサイトは<a href="http://aquimequedo.com.br/">こちら</a>。ポル語でブエノスの見所などを案内しているのでご参考までに。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-uW8UfURJzj4/XGjO8je_2PI/AAAAAAAAazg/l0wQBV11VoYuNvtJ4Zq9mZirkvpoeqabgCKgBGAs/s1600/IMG_0034.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://2.bp.blogspot.com/-uW8UfURJzj4/XGjO8je_2PI/AAAAAAAAazg/l0wQBV11VoYuNvtJ4Zq9mZirkvpoeqabgCKgBGAs/s320/IMG_0034.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
レッスンのあとはオーケストラの生演奏。<br />
編成に決まりはないようだが、バンドネオン3人、ヴァイオリン3人、チェロorコントラバス、ピアノという編成が多いそう。確かに、ピアソラのスタイルとは違う。音楽は踊るためにある!という感じ。曲も短めで、各楽器のアドリブのソロも殆どない。それぞれのパートにちゃんとアレンジが書かれているようだ。<br />
演奏2曲目からはお客さんもダンスホールで踊り始め、オーケストラの演奏にも更に熱が入る。バンドネオンって強いアクセントをするときに上半身を振り切らないとならない。それが物凄いエネルギッシュで心打たれる。<br />私のinstagramに動画があるので、興味がある方はぜひ<a href="https://www.instagram.com/p/BtTF541AsWC/">こちら</a>を。<div><br />
オーケストラの後はペアのダンスショー。</div><div>今回は女性2人のペアでした。ペアは男性と女性でなれればいけないということはない。<br />
ショーをみたあとはダンスパーティー開始。この時点で24時だが、むしろこれから始まるという感じだった。平日なのにね。。<br /><br /> 私の隣に座っている真っ赤なロングドレスと真っ赤な口紅の美しいお姉ちゃんが、ダンスホールで上手に踊っている女性の足元をすごい勢いでみつめていた(完全嫉妬w)のが映画のワンシーンのようだった。笑<br />
私はダンスパーティーに行くなんて考えてもいなかったので、普段のTシャツにメリッササンダルで行ってしまい、もっとお洒落してくればよかったと後悔。付き合ってくれた友人もラフな感じだったから助かった。笑<br />でも充分楽しめたので良しとしよう。ラッキーな夜だった。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-7JC6Cm_brxM/XGjRcWGGc_I/AAAAAAAAazs/ogACJzp4isQiwVy0DmR7eTsk5ltaEuiswCLcBGAs/s1600/51398904_804360766565424_7382232742332727296_n.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="960" data-original-width="768" height="200" src="https://1.bp.blogspot.com/-7JC6Cm_brxM/XGjRcWGGc_I/AAAAAAAAazs/ogACJzp4isQiwVy0DmR7eTsk5ltaEuiswCLcBGAs/s200/51398904_804360766565424_7382232742332727296_n.jpg" width="159" /></a></div>
<br /></div>Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-92202370992110435632019-02-14T00:33:00.002-02:002021-09-15T20:55:30.533-03:00ブエノスアイレス到着!どこに泊まる?何をする?私の住むサンパウロからブエノスアイレスまでは飛行機で3時間。<div><br />
今回はTrip.comという中国系のサイトで、最安だったエチオピア航空のチケットを購入。<br />
しらないサイトで航空券を買うのは少し心配だったが、グアルーリョス空港のカウンターでチェックインをする時、パスポートだけで即発券された。<div>プリントしたeチケットは使わず…(もうeチケットすらいらないの?)<br />
エチオピア航空のサンパウロ-ブエノスアイレス便は、友達曰く、"ついでに運行してます"ぐらいの感じらしく、あまり重要視されていないそうで、けっこう格安で買えるんだとか。<br />
<br />
空港はブエノスアイレス市内から離れているので、バスやタクシーを利用しなければならない。私はネットの情報で一番すすめられていた空港バス<a href="http://www.tiendaleon.com/home/">Tienda Leon</a>で市内までいってみることに。<br />
バスはレチーロというバスターミナル/メトロの駅近くに止まる。2ブロック程歩かなければならず、夜はあまり治安が良くない地域のようなので注意。</div><div>私は同じバスに乗っていた女の人達が声をかけてくれたので、一緒にレチーロまでいくことに。南米の女性は普段から自衛意識が高く、一人でいる女性に声をかける人が多い。<br />
結局レチーロからタクシーでホステルに向かうことにするが、カードが使えないタクシーが殆どで一時間待つことに。</div><div>ブラジルは100円の商品でも、路面店でもカードが使えるほどのカード王国。でっきりアルゼンチンでもカードが使えるだろうと思っていたら痛い目にあった。事前に少しでもアルゼンチンペソを用意しておくべきだった。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-w1Hdg2lkgmk/XGTGDlBmrMI/AAAAAAAAaeU/8YAiUTJC6hYGYHZWNVY6aLZ23VT4NqoHwCKgBGAs/s1600/P_20190128_215248.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://2.bp.blogspot.com/-w1Hdg2lkgmk/XGTGDlBmrMI/AAAAAAAAaeU/8YAiUTJC6hYGYHZWNVY6aLZ23VT4NqoHwCKgBGAs/s320/P_20190128_215248.jpg" width="240" /></a></div>
<br />
今回は人生初のホステル泊まり。実は一度“バックパッカー”なるものをやってみたかったのだ。<br />
タクシー乗車に1時間もかかり、この日のブエノスアイレスは稀にない猛暑で、水一つすら買えない私は一刻も早くベッドで休みたかった。<br />
22:30、タクシーがホテルに到着するも、辺りは真っ暗。ネットで予約した際にみた写真とは程遠い。運転手が絶望する私を気の毒に思ったのか、ホステルのベルを鳴らしてくれた。中から懐中電灯をもった管理人がでてくる。<br />
停電中だそうだ。<br />
実はあまり驚かなかった。サンパウロもしょっちゅう停電するので、慣れている。むしろ、次の日の朝食が無料に提供されてありがたかった。<br />
<br />
前半泊まったサン・テルモは下町のようなお洒落な雰囲気、日曜の青空市が有名。</div><div>私が泊まったホステルの近くはパン屋や気軽に入れるカフェがあまりなく、少しウロウロしないとみつからないのが不便だったが、日曜にかけて泊まるなら良いかも。<br />
後半は賑やかな歩行者天国フロリダ通り近くのホステルに宿泊。ここは徒歩5分以内にカフェやバー、お店が沢山あるので便利。ただし騒がしい。<br />
一番気に入ったのはレコレータ地区。ここは有名なレコレータ墓地(著名人のお墓が多数ある)がある場所で、落ち着いているし、道もきれいで素敵なレストランやカフェがいっぱい。ここには泊まらなかったが、次に機会があればこの辺りに泊まりたい。<br />
<br />
次の日、wi-fiを求めてフラリと入ったカフェが1880年創業の有名店だった。</div><div>情報収集、mapをダウンロードして、両替。次はスマートフォンのSIMカードの購入。今回はClaroというブラジルにもある会社のSIMにしてみた。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-b0N6w1EF58Y/XGTIxTZ5mfI/AAAAAAAAaes/v3zDOHp2EOc_OjCTR_h1vAlTkRR8abV-ACKgBGAs/s1600/P_20190129_124153%257E2.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1309" height="320" src="https://3.bp.blogspot.com/-b0N6w1EF58Y/XGTIxTZ5mfI/AAAAAAAAaes/v3zDOHp2EOc_OjCTR_h1vAlTkRR8abV-ACKgBGAs/s320/P_20190129_124153%257E2.jpg" width="261" /></a></div>
<br />
窓口のお兄さん、私のポルトニョール(ポルトガル語とスペイン語のミックス。</div><div>というか実際は殆どポルトガル語だったけど)にも親切に対応してくれる。<br />
10日間の滞在なので、2GB/10daysで150アルゼンチンペソ、日本円で約450円(2019年1月当時)。+SIMカード料として10ペソを払う。通信料はブラジルと同じぐらいかな。<br />
これでスマホでインターネットが使えるようなった。これはSNS利用目的というよりも、Google Mapを使うためなのだ。一人歩きにmapは必須。<br />
ちなみにSIM購入にはパスポートの提示が必要。購入にはカードが利用できない場合が多いので注意。</div></div>Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-74194934117324177712019-02-13T12:12:00.002-02:002020-03-27T13:38:26.047-03:00アルゼンチンへ音楽さがしの旅2018年1月、初のアルゼンチン旅行。<br />
音楽を求めて世界を旅する人への情報共有と、備忘録のためにレポートを書く。<br />
<h3>
レポート予告</h3>
<br />
<ul>
<li>アルゼンチンへ音楽さがしの旅</li>
<li><a href="https://aikashimada.blogspot.com/2019/02/blog-post_14.html">ブエノスアイレス到着!どこに泊まる?何をする?</a></li>
<li><a href="https://aikashimada.blogspot.com/2019/02/blog-post_17.html" target="_blank">ブエノスアイレスで出会ったアルゼンチンタンゴとは </a></li>
<li><a href="https://aikashimada.blogspot.com/2019/09/blog-post.html" target="_blank">ブエノスアイレスからコルドバへ</a></li>
<li>(予告)コスキンフェスティバル到着 -第8夜-</li>
<li>(予告)コスキンフェスティバル最終日 -第9夜-</li>
<li>(予告)アルゼンチン旅行まとめ</li>
</ul>
<h3>
<br /></h3>
<h3>
アルゼンチンタンゴ=ピアソラではない</h3>
<div>
音楽が好きな人であれば、きっと一度は聞いたことであろうアストル・ピアソラ。バンドネオン奏者であり、あの有名なリベルタンゴの作曲者である。そして"アルゼンチンタンゴ"を世界的なものにした重要な人物である。私がピアソラを知ったのは、須川展也さん(サクソフォン奏者)のピアソラ作品を収録したアルバムを聴いたのがきっかけだった。そこからピアソラ本人のアルバムを聴き始め、すっかりファンになる。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen="" class="YOUTUBE-iframe-video" data-thumbnail-src="https://i.ytimg.com/vi/UHW9aVn97u4/0.jpg" frameborder="0" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/UHW9aVn97u4?feature=player_embedded" width="320"></iframe></div>
<div>
(↑Astor Piazzolla - Michelangelo 70)</div>
<div>
<br /></div>
<div>
たまたま、同じ学校で勉強しているアルゼンチン人の友達にその話をしたら、</div>
<div>
「ブエノスアイレスではピアソラを支持していないタンゴ奏者もいるよ」</div>
<div>
とかなり衝撃的な返答が返ってきた。</div>
<div>
理由として、ピアソラはトラディショナルなタンゴをもっとソリスト的に発展させ、世界で有名になり、世界中の人々がアルゼンチンタンゴと言えばピアソラと思うようになってしまったからだそう。良い意味では、ピアソラのおかげで注目を浴びたものの、トラディショナルなタンゴを支持していた人からは面白くない出来事だったとか。</div>
<div>
じゃあ、トラディショナルなタンゴって何?</div>
<div>
と思い、自分の目で確かめたくなった。</div>
<div>
<br /></div>
<br />
<h3>
タンゴだけじゃない!アルゼンチンのフォルクローレ</h3>
そしてもう一つのきっかけとなったのが、コルドバ州コスキンで開催される年に一度の国際フォルクローレフェスティバル。<br />
2つの運命的な出来事により、これまで58回も開催されているにも関わらず、一度も耳にしたことがないこのフェスティバルを知ることになる。<br />
1つ目の出来事は、一緒にカルテットを組んでいるギタリストのGabriel BertuolがChacareraというリズムの曲を作ったこと。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen="" class="YOUTUBE-iframe-video" data-thumbnail-src="https://i.ytimg.com/vi/1dJcrhBAs7U/0.jpg" frameborder="0" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/1dJcrhBAs7U?feature=player_embedded" width="320"></iframe></div>
(↑Chaqueño Palavecino - hacarera del Olvido )<br />
<br />
Chacareraはアルゼンチンのフォルクローレ。聴いたことがないリズム…実際は、よくアンドレ・マルケスが弾いているので耳にしたことはあるはずだが、トラディショナルなChacareraは聴いたことがなかった。<br />
そして2つ目の出来事は先日のコンサートでFestejo、Landoというペルーの音楽を演奏したこと。これで一気にブラジル以外の南米への興味が沸いてしまったわけだ。ブラジルだけでも様々な音楽があるのに、南米に興味を持ち始めるとは、もう取り返しのつかない事になったしまった。<br />
私の学校に沢山の留学生(みんなスペイン語圏)がいるおかげで、ブラジルだけでなく南米全体の音楽を知ることができるのは本当にありがたい。<br />
<br />
ということで、貯金をはたいて勢いでアルゼンチンへ行ってしまった。<br />
実はブラジル人でアルゼンチンに興味がある友達は少なく(しかもフォルクローレなら尚更<br />
)、アルゼンチン人の友達二人も里帰りせずブラジルにいたので、今回の女一人旅、情報は殆ど現地、インターネットで収集。沢山の方のブログにお世話になったので、私のブログも誰かの役に立てることを祈りたい。Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-46755738786446694842018-03-18T12:51:00.001-03:002021-09-15T20:57:43.320-03:00黄熱病の予防接種をしてきた<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-GceO8ClluQY/Wq6EMbHg8LI/AAAAAAAAUkc/NHEHSLgDxFAuJVThfLbOeP9eR6PZHLPNgCKgBGAs/s1600/P_20180315_095852.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://1.bp.blogspot.com/-GceO8ClluQY/Wq6EMbHg8LI/AAAAAAAAUkc/NHEHSLgDxFAuJVThfLbOeP9eR6PZHLPNgCKgBGAs/s320/P_20180315_095852.jpg" width="320" /></a></div>
<div>
<br /></div>
「黄熱病の予防接種した?」<br />
<div>
と友達に質問されたのが今年の1月。黄熱病はアフリカやブラジルで発祥する可能性が高い感染症。黄熱ウイルスをもった蚊にさされることで感染し、特別な治療法がないため、死に至ることもあります。あの野口英世が研究していた病気。(野口本人も黄熱病で死去)</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ブラジル入国にイエローカード(黄熱病の予防接種をした際にもらえるカード)が必要がは外務省の渡航情報で確認できる。このブログを書いている現時点では提示の必要はないが、アマゾン周辺などリスクが高い地域に行く際には予防接種を勧めているよう。</div>
<div>
実際にサンパウロ州での感染はごく稀と言われていた黄熱病が、今年になってからグランジ・サンパウロと呼ばれるサンパウロ市周辺の地域での感染者が発表され、さらに2月にはついにサンパウロ市内での感染者と死亡がでた。</div>
<div>
ブラジル全土で2017年7月から2018年3月の間に920人が感染し、うち300人が亡くなり、サンパウロ市や周辺では公園や植物園や動物園の閉鎖に至った。</div>
<div>
<br /></div>
サンパウロ州の一部で予防接種キャンペーンが開始され、公立病院で無料で予防接種をうけることができる。ただし、ワクチンが足りなくなる事を考慮し、一部の病院ではフラシオナーダ(通常のワクチンの1/5の量)接種しており、効果は8年程度だそう。<div>通常のワクチン量を接種した場合は生涯有効だそう。<br />
<div>
一方で、私立病院ではR$130~200程度で接種でき、もちろん通常のワクチン量である。</div>
<div>
日本円にしたらおよそ5000~7000円程度になるが、ブラジルの賃金から考えると家族が多い人には大出費。結果、公立病院に人が殺到し、6時間から9時間待ちは当たり前だったそう。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
私が住んでいるタトゥイ市は特に警報もなく、市も特に呼びかけはなかったが、サンパウロや他の市にいくことが多いこと、また友人の妹さんが黄熱病で亡くなったこともあり、予防接種をすることに。</div>
<div>
まずはCartao SUSと呼ばれるカードを市の健康課で作る。</div>
<div>
このカードは公立病院などで治療をうける際に必要。(実際にはカードなくても治療できる)</div>
<div>
カードといっても白黒印刷にバーコードと番号がかかれたもので、ペラペラなので自分で切り取ってラミネートしなくてはならない、ちょっと面倒くさい。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
田舎の公立病院で予防接種が行われるのは週に一度なので、指定された曜日に病院へ行き「黄熱病の予防接種をしたい」というと、すぐに個室へ連れていかれる。</div>
<div>
特に待つこともなく、すごく感じの悪い看護婦さんに前触れもなくブスっとさされて終了。</div>
<div>
しかも、「この予防接種はいつまで有効ですか?」と聞くと「Vida inteira(生涯)」とぶっきらぼうに言われて終了。</div><div>あとでしったのですが、フラシオナーダは緊急対応だったそうで現在は通常量に戻ったとか。</div>
<div>
日本では接種後にコットンが渡されたり、四角形の小さな絆創膏のようなものが張られたりしますが、こちらは何もなし!</div>
<div>
イエローカードの代わりに、ブラジル国内の予防接種記録をするカードに"febre amarela(黄熱病)"と日付を書かれて渡される。もちろんカードは黄色ではない。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
それにしてもブラジル医療システム(通称SUS)には頭が上がらない。</div><div>私のような外国人も費用なしで受診できるし、点滴や注射も無料で、薬のみが有料となる。(薬は処方箋をもって薬局で購入)</div><div>その代わり常に混雑している。</div><div>私も2度お世話になったが、まるで戦場の病院のよう…気が向いたらブログにかこうと思う。</div>
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</div>
ブラジルに来てから、私のファッションはだいぶ変わった。<br />
実際のところ変わったというより、自分らしくなった気がする。<div>ブラジルに人は本当に多種多様で、多少の流行はあるものの、自分の好きなものを好きなように着ている気がする。そしてスカートよりもパンツ派が多い。</div><div>私も断然パンツ派。ジーンズ大好き。</div><div><br />
そして、平日ファッションと休日ファッションの差が激しいのも特徴的。平日はとてもカジュアルな印象。靴はスニーカーやペタンコシューズが多く、ヒールをはくのはパーティーやクラブに行くときぐらい。<br />
私も普段はスニーカー、夏はmelissaサンダルを愛用している。ミニマリストになった今、靴は合計で6足しかもっていない。(6足は多い方かな…)<br />
<br />
melissaはラバーシューズを取り扱うブラジル発のメーカーで、日本でも一時流行った時があったので、ご存知の方も多いのでは。<br />
ラバーシューズってなんか蒸れそうなイメージがあったのと、あの独特の匂いがちょっと苦手であまり興味がなかったのだが、ブラジルは道が悪いのか、安物のサンダルはすぐ壊れる。更に、私が住む田舎町は大雨が降ると道が頻繁に浸水するため、何度も靴をだめにした。そこでブラジル人のブログでみつけたのが一番最初に購入したFloxというモデル。<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://3.bp.blogspot.com/-CNhlw-WPOQI/WouXQwfp9zI/AAAAAAAAUNQ/zZ9DJ8Q219oTnRUfW1h9P2imxWYqPUQYQCLcBGAs/s1600/20160321-melissa-flox-6.jpg" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="560" data-original-width="780" height="228" src="https://3.bp.blogspot.com/-CNhlw-WPOQI/WouXQwfp9zI/AAAAAAAAUNQ/zZ9DJ8Q219oTnRUfW1h9P2imxWYqPUQYQCLcBGAs/s320/20160321-melissa-flox-6.jpg" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">Google imageより拝借</td></tr>
</tbody></table>
<br />
試したときにびっくりした…底がすっごく柔らかい。 <br />
底も勝手にラバーだと思い込んでいたら、実はふわふわで足にフィットする素材。ラバー部分もベタベタせず、むしろ歩くときに収縮してくれるので全く締付け感がない。<br />
店員さんに雨が心配だと相談すると「melissaは良いところは雨に強いところなんですよ~!」と言われたので即購入した。確かに。ゴムだもんね。笑<br />
気になるお値段はR$130(2018年2月のレートで約4300円)。<br />
実はこのサンダル、もう何年も前からmelissaの人気商品で、ヒールが高いバージョンもある。店員さんによると、先月中国人の女性がこれを400足買い占めたらしい。もちろん転売目的だろう。<br />
不思議なことに、デザインと履き心地を気に入った瞬間からあの独特のmelissa臭*も気にならなくなる。笑<br />
<br />
*melissa臭…melissaのサンダルは特殊なゴムでできており、それを隠すために香料を使用している。これがなんとも独特な匂いで、強いて言うなら甘い消しゴムの匂い<br />
<br />
Floxはちょっとカジュアルなので、しばらくしてからヌードカラーのSalinasも購入。これが最高にかわいいんだな。やっぱりブラジルのメーカーはデザインもかわいくてテンションあがる。<br />
<br />
ついでにポルトガル語でのそれぞれの靴の呼び方をおまけで。<br />
スニーカー:Tênis<br />
ブーツ:bota<br />
パンプス:Sapatilha<br />
ヒール:Sapato もしくは Saltoでも<br />
サンダル:Sandália<br />
ミュール:Tamanco<br />
ビーチサンダル:Chinelo<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-4gKXIk22bs8/WouUjZUwWpI/AAAAAAAAUM0/BwGbBNrM8zIkpMquCyC4bwpVmne3hSsoQCLcBGAs/s1600/17389_alpargatas-feminina-masculina-mizzani.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="450" data-original-width="800" height="180" src="https://2.bp.blogspot.com/-4gKXIk22bs8/WouUjZUwWpI/AAAAAAAAUM0/BwGbBNrM8zIkpMquCyC4bwpVmne3hSsoQCLcBGAs/s320/17389_alpargatas-feminina-masculina-mizzani.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
?(写真参照):Alpargatas (これ、日本語でなんていうんだろう。70年代に流行したもので、素足で履く、カジュアルな靴。ブラジル南部の人達が履いているイメージ。実際はどうなんだろう。。ハワイアナスのモデルは今でも販売中)<br />
ショッピングセンターやウェブショップでは靴売り場は<b>Calçados</b>もしくは<b>Sapatos</b>などと表記されていることも。<br />
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着いたばかりの頃は強がって日本食を食べないようにしていたものの、一時帰国してから急に体が日本食を求めてしまう。</div><div>そして、ついにラーメン屋に並んでしまったのだった!!<br />
<br />
ブラジルでラーメンといえば、Miojo(明星)という名でしられるインスタント麺。<div>日本から輸入された体に悪いこの商品はスーパーでR$1~2程度で購入できる。<br />近年の"日本食ブーム"で、"本当のラーメン"が注目され始めたのは朗報。ちなみに“日本食”と言ってもクリームチーズが入ったお寿司などがメインなので、ちょっとずれている。</div><div><br />
サンパウロの東洋人街リベルダージには「あすか」という老舗のラーメン屋がある。</div><div>他にも、最近パライゾにも2号店を出した「Lamen Kazu」や「JoJo Ramen」、「Momo Lamen」など、続々とラーメン屋がオープンしている。</div><div>ブラジル在住の日本人や日系人の間で人気になり、今では多くの非日系ブラジル人がラーメン屋の列に並んでいる。ラーメン屋のみならず、近年人気急増中の「すき家」もメニューにラーメンを追加したほど。<br />
どこのラーメン屋も混んでいて、すんなりとのれんを潜れることは珍しい。<br />
<br />
余談:ラーメンのアルファベット表記はJojoのみRamenと綴っているが、miojoや他のラーメン屋の表記はLámen<br />
<br />
<h4>
<b>1軒目:博多一幸舎</b></h4>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-esiRon-dD9E/Wn5GDsu0JdI/AAAAAAAAT4w/vkJW0OKT-y0SW3XwCvkv_eHhxr1tu9exwCKgBGAs/s1600/P_20180106_212220.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://1.bp.blogspot.com/-esiRon-dD9E/Wn5GDsu0JdI/AAAAAAAAT4w/vkJW0OKT-y0SW3XwCvkv_eHhxr1tu9exwCKgBGAs/s320/P_20180106_212220.jpg" width="320" /></a></div>
記念すべき私のブラジル初ラーメンは今年の1月5日にオープンしたばかりの博多一幸舎にていただいた。<br />一幸舎は日本のチェーン店で、世界各地に出店している。<br />押しは豚骨ラーメン。店は2階建て全41席。ちょうど空いている時間に行ったので20分程度の待ち時間だった。店内はクーラー全快、日本語が話せるスタッフ在中。<br />
豚骨ラーメン(写真)はチャーシュー、卵、きくらげ、ねぎのトッピングでR$32。麺の固さが指定できる。<br />
店が売りにしている泡立つスープはクリーミーだが、塩辛くない。癖もない。スープを飲み干してしまった。猫舌の私にはちょうど良かっが、熱々のラーメンが好きなお友達には少し冷めてるように感じたそう。(ちなみにブラジルの人は熱々の物をあまり食べない)<br />
一緒に注文した餃子は美味しが凄く小さいのが残念。<br />
<br />
<h4>
2軒目:Lamen Lazu</h4>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-GXuuQePkMIc/Wn5GDthq6eI/AAAAAAAAT4w/YFe3cu0T7KoMf1Be7F-nQ99ekEGSrULGACKgBGAs/s1600/P_20180121_205339.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em; text-align: center;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://4.bp.blogspot.com/-GXuuQePkMIc/Wn5GDthq6eI/AAAAAAAAT4w/YFe3cu0T7KoMf1Be7F-nQ99ekEGSrULGACKgBGAs/s320/P_20180121_205339.jpg" width="320" /></a></div>
<h4>
</h4>
博多一幸舎がオープンする少し前にジャルジンパウリスタにオープンしていた豚骨ラーメンのお店。店主は日本で修行した後にヨーロッパでもラーメンを提供していたそう。こちらも日本語/ポルトガル語OK。この日の待ち時間は30分程度。<br />
カウンターしかない小さなお店で、店主が目の前でラーメンを作ってくれる。<br />
豚骨ラーメン(写真) はチャーシュー、卵、きくらげ、ねぎに加えて紅しょうがのトッピングでR$29。こちらも麺の固さが指定できる。<br />
かなり濃厚、しっかり重めの味。スープが熱々でチャーシューがめちゃくちゃ美味しい。次はチャーシュー丼も食べてみたい。<br />
<br />
<h4>
3軒目:Lamen Kazu</h4>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-AhVz4Zx0ISY/XoO7NO8YPdI/AAAAAAAAkfc/2eFuXLwRXt4FlcEqUEkcaanhNAIW1BOzwCKgBGAsYHg/s1600/P_20191220_151848.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://1.bp.blogspot.com/-AhVz4Zx0ISY/XoO7NO8YPdI/AAAAAAAAkfc/2eFuXLwRXt4FlcEqUEkcaanhNAIW1BOzwCKgBGAsYHg/s320/P_20191220_151848.jpg" width="320" /></a></div>
<div>
よく留学生の友達がご褒美として食べていたラーメン。</div><div>オープン当時、老舗あすかの倍近い値段で提供しはじめたため、私には高級ラーメンというイメージしかなかった。</div>
<div>
今回は定番のしょうゆラーメン(写真)を食べてみた。チャーシュー、メンマ、のり、もやしと青ねぎでR$33。</div>
<div>
美味しかったが、特に可もなく不可もなくという感じのスープ。少し醤油がきつめだった気がする。一緒にいただいた餃子が美味しいので、できれば餃子メインでご飯とミニラーメン付きの定食だったらお得な気がする。</div>
<div>
ちなみにKazuは人によって押しメニューがバラバラでいったい何がおすすめなのかわからない。</div>
<br />
3店とも共通して言える事は、麺の量が少なめ。</div><div>沢山食べる方は替え玉かサイドメニューが必要だろう。</div><div><br />それにしても異国で食べるラーメンはどれも美味しく感じるのだが、値段が高すぎるので、気軽に食べられないのが残念。もう少し良心的な値段設定をしてほしいのだがブラジルでは外国の料理なので仕方がないか。<br />
ラーメン屋の皆さんには、Miojoがラーメンだと思われているブラジルで、これが"本当のラーメン"だと今後も胸を張って伝えていってもらいたい。<br />
<br />
余談:ベジタリアン、ヴィーガンが増えつつあるサンパウロでは、そういった方々のための特別なラーメンを提供するお店も増えている。</div><div>注意:値段は2018年2月当時のものです。</div><div>
<br />
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<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
ついにブラジルで歯医者さんのお世話になった。<br />すっかりキレイになった歯をみて、毎日ニヤニヤしている。</div>
今回お世話になったのは、友人に紹介してもらった日系のR先生。日本語も話せる。<br />
歯科医院なのに外には何の看板もなく、もう一人の先生と一軒屋をシェアして治療を行っている。(言っておくが、決して闇ではない!!)<br />
今はなんでもGoogleで検索できる時代だが、歯医者さんはネットさがしたくない。<div>日本と同じように、親族や友達のネットワークを使って「いい歯医者さんしらない?」なんて探す人が多い。結果、腕のいい先生は宣伝をしなくても患者さんが集まる。<br />
<br />
中へ入ると、無人の受付。カルテもなければ保険証やらなんやら…と、受付作業が一切ない。とにかく即診察室。完全予約制のため、時間通りに着けばすぐに診察室に通される。<br />
診察室には診察台が一台のみで、歯科助手もいない。<br />
診察台に座ると1本のチューブの両側先端にクリップがついたものを首からかけられ、そのクリップに広げた紙ナプキンを挟んで即席エプロンが完成。</div><div>その他に一枚、紙ナプキンが渡される。何に使うか質問すると、「手に持っててください」とのこと。</div><div>いったい何だろう?<br />
カウンセリングの後に治療が始まり、すぐにその手に持たされた紙ナプキンの意味がわかる。助手なしでワイルドに治療するので、機器の先から顔や口の周りに飛び散る水を自分で拭かなければならないのだ。<br />
しつこいようだが助手がいないので、治療中に口にたまる水分(唾)を吸ってくれる機械はほぼ放置。頻繁に口をすすがなければならない。</div><div>その際、日本の場合は診察台の左側にコップとお水が自動にでる機械(スピットンと言うらしい)があるが、こちらでは先生に口の中に水を入れられて、それをスピットンに吐く。</div><div>診察台は自動ではないので、腹筋が鍛えられる。</div><div>先生はもちろんだが、患者もなかなか忙しい。<br />
<br />
最後に歯科治療したのは日本。</div><div>しかも10歳の頃で、そのせいか先生は無口に治療をしていたと記憶がある。座って終わるまで何が繰り広げられているかわからないような…。</div><div>今回は大人になってからの初めての治療でもあり、先生は何かするごとに説明してくれた。先生が気を使って日本語で全部説明してくれたのに、なぜか私がポルトガル語で返すというわけわからない感じで、コントのようだった。<br /><br /></div><div>
今回、小さな虫歯治療と、歯の端にできてしまった色素沈着をとってもらう。</div><div>どうやら、色素沈着は歯を治療したあとの詰め物(コンポジットレジン)がコーヒーや赤ワインによって変色していたそうで、やすりを歯の間に入れられてガリガリと…あまりの勢いに歯が取れるんじゃないかとひやひやしたが、おかげで全部とれて真っ白に。</div><div>いやぁ…正直かなり怖かった。<br /><br /></div><div>
先生曰く、日本の歯科治療のための機器はブラジルに比べたら相当発達しているそう。</div><div>日本とドイツの機器が人気だが、ブラジルではアメリカの機器も使うことが多いとか。(値段的なものかな?)機器が良いと、治療も楽に済むところもあるとか。<br />
とは言っても、ブラジルにはいい歯医者さんが多く、わざわざブラジルで歯を完全治療して帰る外国人がいるという噂も聞いたことがある。<br />
<br />
気になる治療費。</div><div>別の歯科医院で初診・治療でR$400だったという話を聞いていたので、かなり多めに持っていったのだが…なんとR$150!!日本円に換算すると5250円。(保険なしでこの値段)<br />
安すぎる…。これならもっと早く行けばよかった…。</div><div>私は両親に歯科矯正させてもらったので、絶対に自分の歯を失うわけにはいかないのである!!<br />
<br />
ブラジルは歯を大切にする人がとても多い。<br />
デンタルフロスをかけてから歯磨きをし、更にデンタルリンスをする。</div><div>特にデンタルフロスは定着していて、持ち歩いている人も多いし、高級レストランだとトイレに備え付けてあったりする。</div><div>また、歯並びを気にする人も多いので、歯科矯正は全く珍しくない。私は子供の頃に矯正したので、学校でからかわれたし、その頃の写真は恥ずかしくて口を閉じている。</div><div>でも今思えば本当に矯正して良かった。ブラジルの歯科矯正は蛍光ピンクや黄緑のワイヤーを使ったりと、ファッションの一環のように捕らえている人も多い。もはやひとつのステータス。<br /><br /></div><div>
ちなみにブラジルでの歯科矯正の値段は日本よりも良心的で、歯科大学の学生などが実習として無料で行ってくれることもある。<br />
ブラジル人の素敵な笑顔の秘訣は白い歯にも隠されているのだな…なんて思いつつ、死ぬまで自分の歯でいられるように頑張ろうと誓ったのだった。</div>Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-90837199693889041472018-01-14T08:00:00.001-02:002021-09-15T21:31:53.169-03:00ジュンコさんのサンドイッチ<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-z9vVnhtOW6U/WlqsVTcLiYI/AAAAAAAATTU/cD8nUwY4PXYF2l_dey48zkSwELtycQfugCKgBGAs/s1600/P_20180109_220127.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://1.bp.blogspot.com/-z9vVnhtOW6U/WlqsVTcLiYI/AAAAAAAATTU/cD8nUwY4PXYF2l_dey48zkSwELtycQfugCKgBGAs/s320/P_20180109_220127.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
サンパウロ州バウル市での仕事を終え、高速バスで家のあるタトゥイへ帰る際に起こった出来事である。<br />
車なら2時間で着く距離だが、バスは途中でいくつかの街に立ち寄るため、4時間の長旅だ。バスは1日に1本だけ、マリリアという日系人が多いといわれる街を出て、バウルやボトゥカトゥ、タトゥイなどを通り、ソロカバまで走る。<br />
<br />
17時。<div>バウルからバスに乗り込むと、私の指定席の隣に日系っぽい顔立ちの女性が座っていた。連日早起きだったため(典型的ミュージシャンで早起きが大の苦手)、席に座った瞬間に爆睡する。<br />
<br />
サービスエリアで起きて、トイレから戻ると隣の女性がサンドイッチを食べている。<br />
「Você não quer comer um?(おひとついかが)」<br />
とサンドイッチを見ず知らずの私に差し出す女性。<div>これ、ブラジルではよくあること光景である。</div><div>実は死ぬほどお腹がすいていたが、見ず知らずの女性からサンドイッチを貰うのはなんとなく気が引けてしまい、御礼をして断った。<br />
バスが走り出してしばらく経ってから、「どこまで行くんですか?」と、女性が話しかけてきた(もちろんポルトガル語で)。私は女性に同じ質問をしてみた。<br />
「ソロカバにいる娘夫婦と孫に会いに行くの。孫が"ばぁちゃん"に会いたいっていうから…。(微笑み)」<br />
<br />
"ばあちゃん"!?<br />
女性が"ばあちゃん"と言ったのを、私は聞き逃さなかった。<br />
そこから、女性が日系2生だとわかると、息子さんが日本で働いていたことや、その際に日本へ旅行したことなどを話しはじめた。女性の名前はジュンコさん。</div><div>ジュンコさんは旅の道中であった出会いについて話してくれた。</div><div><br />
飛行機が苦手なジュンコさん、ブラジルから乗り継ぎ先のフランスまでのフライトで睡眠剤を服用する。フランスから日本行きのフライトで意識が朦朧し、ドリンクサービスの受け答えがうまくできなかった。<div>その際、隣に座っていた女性がジュンコさんを手助けしてくれたそうだ。実は彼女はブラジル生まれのフランス人で、日本に到着するまで話が盛り上がり、苦手な飛行機の旅もあっという間だったそう。</div><div><br />
日本滞在中、名古屋から東京まで新幹線に乗ったジュンコさん夫妻と息子さんは、途中の静岡から乗車した高齢の女性3人組が席をさがしているのをみかける。</div><div>ジュンコさんはカタコトの日本語で3人を呼び、席を譲ったそうだ。(サンパウロのメトロや市内バスでも、高齢者へ席を譲るのは当たり前で優先席はもちろん、それ以外でも必要な方に席を譲ることが多い)席を譲られた3人は「最近は席を譲ってくれる人は少ないのよ。」と、驚きながら、ジュンコさんらに感謝し、そのまま東京まで世間話が続いたそうだ。<br />
<br />
その後も、ジュンコさんが日本滞在した際の話や、私がブラジルで何をしているのか…など話は盛り上がり、いつの間にかバスはタトゥイに入る標札から高速を降り、私の住む小さな田舎町が見えてきた。<br />
バスがターミナルに停まる前に、ジュンコさんはバッグに入っていたもう一つのサンドイッチを「夕飯に」と私に持たせてくれた。(上記写真)<br />
何日も家を空けていて食料もなく、最寄のスーパーも閉店時間をすぎていたので、ありがたく頂戴する。<br />
飛行機で隣になった女性や、新幹線の話に加えて、私との出会いの話も、次に出会った誰かにしてくれるといいなぁなんて。<br />
<br />
ちなみに、ジュンコさんに限らず、ブラジルには気軽に話しかけてくる人が多い。</div><div>目の前に時計があっても隣の人に「何時ですか?」と尋ねてくるような人。<br />
先日も、スーパーで見知らぬおばちゃんが「みて!この綺麗なインゲン。R$2.99よ!あっちにあるわよ!」と教えてくれたり、公共料金の支払いをした際、おつりの硬貨がピカピカだったために「わぉ!こりゃいいことありそうね。」なんて業務以外のどうでもいいことを窓口の女性に言われたり、街ですれ違った人に「その服いいわね。どこで買ったの?」と聞かれたり…。<br />
なんか人間味があっていい。<br />
<br />
<br />
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</div>
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-JS0VI6zEoFQ/WlJszdd4UxI/AAAAAAAATJ0/DZ2XJlK64Tw_TwbJsqFOYfIU_AkM4oX7gCKgBGAs/s1600/P_20180105_153358.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em; text-align: center;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://1.bp.blogspot.com/-JS0VI6zEoFQ/WlJszdd4UxI/AAAAAAAATJ0/DZ2XJlK64Tw_TwbJsqFOYfIU_AkM4oX7gCKgBGAs/s320/P_20180105_153358.jpg" width="320" /></a><br />
ふとセントロにあるショッピングに入ったときに目に入った赤い四角形に白地のカタカナの看板…。もしかして"ユニクロ"上陸か?!なんて一瞬目を疑った。<br />
<span style="background-color: #cc0000; color: white;"><b><br /></b></span>
<span style="background-color: #cc0000; color: white;"><b> メイ </b></span><br />
<span style="background-color: #cc0000; color: white;"><b> ソウ </b></span><br />
店には雑貨が並んでいるのが見えた瞬間に、「あ、"ダイソー"の兄貴分みたいな感じかな」なんて思ってしまったのは名前のせいでもあるかもしれないが、そんな謎のお店"メイソウ"に入ってみた。<br />
<br />
店内は無印良品やダイソー、ユニクロにありそうな商品、そして今までブラジルになかった便利グッズがズラリ。<br />
商品は生活雑貨、衣類(主に下着と靴下)、バッグや財布、文具、収納便利グッズ、トラベルグッズなど。こちらでは珍しいビニール傘もあった。<br />
デザインはいたってシンプル。基本的に無地でパステルカラーのものが多い。ゆるキャラのようなキャラクターものやドット、ストライプ柄の商品も。お値段はダイソーのようにR$6.99均一ではないが、だいたいR$6から高くても50という所か。<br />
私もついつい買ってしまった。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-hEtSsKVCnwM/WlJtyzcoKcI/AAAAAAAATKE/IBoeaE6e7u43I0FIeRx6uVQje3Z4Jc9JACKgBGAs/s1600/P_20180107_150643.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://2.bp.blogspot.com/-hEtSsKVCnwM/WlJtyzcoKcI/AAAAAAAATKE/IBoeaE6e7u43I0FIeRx6uVQje3Z4Jc9JACKgBGAs/s320/P_20180107_150643.jpg" width="320" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
最近、バス移動が多いので、首や腰などに使えるトラベルピロー。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
カバーの取り外し、洗濯可。オレンジ、グレー、カーキの3色から、リュックに合わせてカーキを選ぶ。ブラジルの雑貨って黄色とか緑、赤とか、目がチカチカしそうな原色系が多いので、こういう色味は私には嬉しい。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
お値段はR$30 (現在のレートで約1050円)</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
11月の一時帰国した際に、これとそっくりな物を無印良品でみつけたのですが、1,900円だったので、これはお得!?ちなみに丸い形のトラベルピローはR$20。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
しかしこのショップ袋、ユニクロの袋にそっくり。笑</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
後ろにでかでかと”Miniso Japan”と書かれているので、気になってググってしまう。どうやら日本人の三宅さんという方が創設者で、中国人の葉国富さんがグローバル共同創始者だそう。本社は東京で、ネットの情報だと中国資本だとか。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
創立からわずか3年で世界中に1000店舗を展開し、今でも毎月平均80~100店舗のペースで各地にオープンさせているんだとか。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
2020/03/31追記:ペルーのリマのショッピングセンターにもメイソウ発見</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
ブラジルでも、"日本製品"(この店の場合、実際は殆どが中国製だが)は一つのブランドであり、信頼がある。そこに価値があるということに、日本の企業にも誇りを持ってほしい。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">ちなみにダイソーもサンパウロで着々と新店舗を出しており、土日はレジに長蛇の列ができるほど賑わっている。次は私も大好きなユニクロの上陸を願っている。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
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Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-64104356910093297392017-12-31T19:04:00.003-02:002021-09-15T21:34:39.470-03:002017年最後の投稿<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-2BoXIVxF2rw/WklP8QRCt9I/AAAAAAAAS6A/qOitVW6zj6QZBTz9KalKHmVWC-mM3QqcwCKgBGAs/s1600/17-12-30-00-43-34-615_deco.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://2.bp.blogspot.com/-2BoXIVxF2rw/WklP8QRCt9I/AAAAAAAAS6A/qOitVW6zj6QZBTz9KalKHmVWC-mM3QqcwCKgBGAs/s320/17-12-30-00-43-34-615_deco.jpg" width="320" /></a></div>
<div>
<br /></div>
2017年も残すところあと数時間となってので、今年を振り返ってみる。<br />
<div>
<br />
長い夏休みがあけ、やっと始まった音楽院の授業。</div><div>サンパウロ州からの予算削減により奨学金オーディションが開催されず、この先どうやって生活していこうと不安になり、貯金を崩しながら、どんな仕事も引き受け、時には路上で演奏したりしたっけ。</div>
<div>
学生のデモの甲斐もあって、5月に奨学金のオーディションが開催された。</div><div>ブラジルの伝統ある音楽"ショーロ"を演奏するグループの演奏員に合格して、そのあとは不思議なことに演奏の機会に恵まれ、サンパウロでサックス教室もはじめることができた。</div>
<div>
ブラジルに来てからというもの、「だめかも…」と思うときに必ずチャンスに恵まれる…。きっとブラジルと縁があると、いつも感じさせられる。<br />
また、今年は3年ぶりに一時帰国し、家族や友人に会うことができた。</div><div>約1週間の滞在で、時差ボケもあり、まさに夢のようだった。</div>
<div>
<br />
そんな2017年で一番心に残っている言葉がある。</div>
<div>
私の通う音楽院は、卒業する時に任意で卒業コンサートができるのだが、その日は友達でドラマーCarolの卒業コンサートだった。</div><div>彼女はMPB/Jazz学科で初の女性ドラマー卒業生、NAGANOドラム主催のオーディションで見事優勝し、現在同メーカーのエンドーサーとして活躍している。(ブラジルにて女性の器楽奏者の割合はまだまだ少ない)</div>
<div>
彼女はとても明るい性格で友達も多く、コンサートは超満員になり、開始前にギタリストで音楽院の先生でもあるFabio Lealが挨拶をする。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
「彼女は5年間の音楽学校生活を通して沢山の仲間に出会いました。その証として、こうして沢山の人が集まっています。音楽のおかげで私たちは集まるように思えますが、私たちの集まりが音楽を生んでいるのです。人がいないところに音楽はうまれません。人がいるところに音楽がうまれるのです。大切なのは"人"であるということです。」</div>
<div>
<br /></div>
<div>
ポルトガル語から日本語にするとちょっと意味が伝わりにくいかもしれない。</div>
<div>
Fabinhoが言いたいのは音楽をするのは"人"だということなのだ。</div>
<div>
人間的に魅力的な人の周りには自然が集まり、そこに良い音楽ができるという。</div>
<div>
「演奏の技術とか、コマーシャル的なものに拘らず、もっと人らしく演奏しろ」</div>
<div>
という意味合いもこめられている。こういう先生がいるおかげで、私たちは"成績"を気にせずに学べるのである。音楽院で学ぶのは技術だけじゃない。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
さて、終わりに。</div>
<div>
ついにブラジル生活も3年過ぎ、最近"お客様扱い"されなくなって凄く嬉しい。</div>
<div>
1年目は「日本人がブラジル音楽やっている!!」とチヤホヤされて何かと目立っていた。</div><div>実はそれが嫌で嫌で仕方なかった。</div><div>ブラジル人は褒めるのが好きだと知っていたし、「何かと得がありそうだから外国人と友達になりたい」ってただそれだけの人も多かった。</div>
<div>
"お客様"から"ファミリー"になるのって、簡単にはいかない。</div><div>時間の経過もあるが、普段の何気ないやりとりから、私が本当にブラジル音楽が好きで、そして何よりブラジルが好きということをわかってもらえたようだ。今年は演奏の機会を任されることも増えたし、現場で「この子は日本人なのにブラジル音楽吹いているんですよ!」と紹介されることもなくなって、やっとスタート地点に立てたような気がする。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
おっと、そろそろ大晦日パーティーの買出しに行かなくてはならないので今日はここまで。</div>
<div>
みなさま、良いお年を!!</div>
<div>
<br /></div>
<div>
(写真/2017年最後の演奏の様子)</div>
Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-2109861352651513002017-12-23T18:38:00.002-02:002021-09-15T21:37:10.936-03:00サンパウロのクリスマス大渋滞<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-kpbGjoj0-t8/Wj6r0GQHsnI/AAAAAAAASss/MqNG5_fXt38wdaowNP-E_67P1szjmiy7wCKgBGAs/s1600/IMG_20141219_180615.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="902" data-original-width="1600" height="180" src="https://2.bp.blogspot.com/-kpbGjoj0-t8/Wj6r0GQHsnI/AAAAAAAASss/MqNG5_fXt38wdaowNP-E_67P1szjmiy7wCKgBGAs/s320/IMG_20141219_180615.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
<br />
3年間ブラジルのサンパウロに住んで思ったこと…<br />
ブラジル人にとって、年間最大イベントはカーニヴァルではなくクリスマスかもしれない!!<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
日本からみたブラジルのイメージは「カーニヴァル(しかもリオのサンボドロモで行われるやつ)」のようで、私も勝手にそうだと思い込んでいた。しかし私の周りにはカーニヴァルに興味がない人がけっこう多い。先入観というのは、持ってはいけないものだと改めて感じさせられる。<br />
<br />
一方、クリスマスは大イベントのように扱われている。<div>家族でパーティーを行う人が多く、家族が近くにいない人は、友人家族が家に招いてくれたり、友人同士で集まったりする。</div><div>詳しくはこちら→ <a href="https://aikashimada.blogspot.com.br/2016/12/blog-post_21.html">ブラジルでのクリスマスの過ごし方</a><br />
そんなわけで、24日から25日のクリスマスパーティーのために22,23日は田舎へ帰る市民大移動の日となる。<br />
<br />
12月22日にサンパウロで仕事をし、18時発のサンパウロのバーハ・フンダターミナル発タトゥイ市行きのバスに乗る予定だった。</div><div>いつもなら1時間前に着けば余裕でチケットが購入できるのだが、チケット売り場には長蛇の列。絶望的である。もちろん18時発のチケットは購入できず、21時発も満席で23時発のチケットを購入した。<div>出発時刻まで6時間待ちが決定。待合ベンチも足りずに、床に座る人や寝そべる人たち。トイレも飲食店も列ができている。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-qDW3Q6ojAXU/Wj6zN3ptFMI/AAAAAAAASs8/0QOJO6jlTg0DV-nhgXtjVmoXu_l_gWOtACKgBGAs/s1600/P_20171222_225144.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://4.bp.blogspot.com/-qDW3Q6ojAXU/Wj6zN3ptFMI/AAAAAAAASs8/0QOJO6jlTg0DV-nhgXtjVmoXu_l_gWOtACKgBGAs/s320/P_20171222_225144.jpg" width="240" /></a></div>
<br />
出発前にプラットフォームに下りようとするも、人だらけで進むのも一苦労。<br />
なんとか乗り場にたどり着いたが、23時過ぎても乗る予定のバスが到着しない。私は隣でバスを待っていた人と仲良くなり世間話をしていた。というかナンパだった。<br />
23時40分、バスが乗り場に向かってくるのが見えた瞬間、今まで怒っていた人達も歓声をあげ、なぜか拍手が起こる。(こういうときに拍手するブラジル人かわいい)<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-nhlxa2JN3tw/Wj6zswvsLnI/AAAAAAAAStA/1a5_TToq0sslLa0yQgnUMaqEYaaPEANyACKgBGAs/s1600/P_20171222_225352.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://1.bp.blogspot.com/-nhlxa2JN3tw/Wj6zswvsLnI/AAAAAAAAStA/1a5_TToq0sslLa0yQgnUMaqEYaaPEANyACKgBGAs/s320/P_20171222_225352.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
【23時発タトゥイ経由イタペティニンガ行き】と電光掲示板に書かれたバスが乗り場に着くと、数秒のざわつきの後に、物凄い勢いで人々がバス入り口に押し寄せる。<br />
1人の女性が大声で叫んだ。<br />
「23時って書いてあるから私が乗るバスよ!!」<br />
「ふざけんな!21時のバスが先だろ!!」<br />
と喧嘩スタート。<br />
<br />
なんと、1本前の21時発のバスがまだ着いていなかったのだ。<br />
もちろんだが、バスは21時発のチケットを持っている人がのることに。</div><div>騒動も納まり、「当たり前だよな…」なんて周りの人と話していたら、バスが出発する直前に一番最初に喧嘩をふっかけた女性がバスに飛び乗った。</div><div>21時のバスは満席のはずだが、2時間以上の遅延で乗車を諦めた人がいたために空席があったようだ。<br />
混乱を防ぐためにか、バスはそのまま出発してしまい、乗り場からは大ブーイング。<br />
最終的に23時発のバスが乗り場に着いたのは1時すぎ。1時20分頃にようやくターミナルを出発することができた。家に着いたのは夜中の3時。通常2時間で帰れるところ、ターミナルでの待ち時間を含めると10時間かかった。<br />
<br />
予想以上だったクリスマスの大渋滞。<br />
バス待ちの間に仲良くなった人は以前サンパウロ市内で運転手をしていたそうで、「一年の中で一番大渋滞が起こるのはクリスマス、次は母の日、父の日だよ。」と教えてくれた。カーニヴァルは通行止めによる渋滞が多いそう。</div><div>ちなみに大晦日前の海岸への渋滞もひどい。</div><div><br />
それにしても恐ろしい大混乱だった。</div><div>ブラジルのクリスマスに対する本気度を知ることになる。もうクリスマス前には絶対に働かないと心に決めた。</div><div>この時期に移動を考えているひとはご注意を。<br />
<br />
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</div></div>Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-2570210289361479202017-08-24T16:59:00.001-03:002021-09-15T21:40:09.016-03:00ブラジルでの学生ビザの更新 (2017年)<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-YUkron3JoIE/WZ8suU-piII/AAAAAAAAQGw/hTJYTE23QuM5zMQDux0Vj5L66pHo2y5-ACLcBGAs/s1600/IMG_1187.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="891" data-original-width="1267" height="225" src="https://2.bp.blogspot.com/-YUkron3JoIE/WZ8suU-piII/AAAAAAAAQGw/hTJYTE23QuM5zMQDux0Vj5L66pHo2y5-ACLcBGAs/s320/IMG_1187.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
今年もビザを更新することができた。<br />
これまで一度もビザのトラブルはなく、毎年書類を集めて申請料を払うだけなのに、なぜこんなに緊張するものなのか…。2017年の更新(延長)について備忘録として残しておこう。<br /><br />
私がビザ更新を始めた2015年から大幅に必要書類が変わった。<br />
毎年少しずつ変更もあるが、ブラジル連邦警察のウェブサイトが正しく更新されない…なんてこともあるので、申請前に必ず最寄の連邦警察で確認するのが確実。<br />
私自身も、毎年何かしら書類の不備があり、少なくとも2度は連邦警察に行くことになるので、余裕をもってはじめること。<br />
<br />
2017年度の学生ビザ更新の必要書類。<br />
<br />
<b>Pedido de prorrogação de visto temporário IV – estudante -</b><br />
<span style="font-size: x-small;">conforme previsto na Portaria MJ nº 04/2015 e legislação correlata:</span><br />
<span style="font-size: x-small;"><br /></span>
・Requerimento próprio, disponível <span style="color: red; font-size: x-small;">連邦警察のサイトで作成した申請用紙</span><br />
・Duas (02) fotos tamanho 3x4, recentes, coloridas, com fundo branco <span style="color: red; font-size: x-small;">3×4の写真2枚</span><br />
・Cópia autenticada, nítida e completa do passaporte ou do documento de viagem equivalente válido <span style="color: red; font-size: x-small;">パスポートの全ページののコピー <b>※1</b></span><br />
・Prova de registro de temporário <span style="color: red; font-size: x-small;">外国人登録カード(RNE)</span><br />
・Garantia de matrícula (salvo em caso de curso concluído e se o estrangeiro estiver solicitando prazo para retirada do diploma) <span style="color: red; font-size: x-small;">学校申請の履修証明(cartorioでサイン認証必要)</span><br />
・Declaração da instituição de ensino com a duração prevista do respectivo curso (salvo em caso de curso concluído e se o estrangeiro estiver solicitando prazo para retirada do diploma) <span style="color: red; font-size: x-small;">学校申請の履修終了予定時期が書かれた証明</span><span style="color: red; font-size: x-small;">(cartorioでサイン認証必要)</span><br />
・Comprovante original do pagamento das taxas respectivas <span style="color: red; font-size: x-small;">申請料を支払いした証明</span><br />
Pedido de Prorrogação de Prazo de Estada – R$ 110,44<br />
Carteira de Estrangeiro Primeira Via – R$ 204,77<br />
<br />
<b>※1</b><br />
ここには"認証されたコピー"と書かれており、私も毎年Cartorioへ言ってパスポートの全ページの認証をとっていた。これが高くて、なんとR$160もかかる。<br />
申請前にパスポートの期限が切れたためサンパウロの日本領事館で新しくとり直し。私がブラジルに入国した際のスタンプは旧パスポートにあるので、どっちのコピーをとったらいいのやら…。連邦警察に電話したところ、やはり「旧パスポート、新パスポートのコピーをとってください。」と言われる。<br />
2冊分の認証をとるとけっこうな金額になるので、本当に認証が必要かと電話して聞いたところ、「パスポートのオリジナルを持参されるなら認証は必要ありません。」と返答される。どうやら、連邦警察側で確認の手間を省くためにそう書いているそうだ。今回は認証なしの通常コピーとオリジナルを持参した。認証料金はかからなかったが、連邦警察側が全てのページを目視確認していたので2時間近くかった。<br />
<br />
---------------------<br />
実はここに書かれている以外に必要なものがある<br />
<br />
・Comprovante de residência 住所の証明<br />
これは公共料金の支払い証明とコピーのこと。シェアハウス住まい等で自分名義の支払い証明がない場合は、名義になっている人にDeclaração de residência(居住証明書)を書いてもらう。その人が申請に一緒に行けない場合は、身分証明書(運転免許書やRGなど)のコピー(cartorioで認証した方が確実)も必要。<br />
・学校申請書類のサインをしたRepresentante(代表者)の証明<br />
これが、サイトのどこにも書いていない!インターネットで検索すると出てくる、タトゥイの市庁舎が発行したPDFの書類で、私の学校の代表者の名前とRGが書いてあるだけの紙…。友人はこの用紙が足りないと言われ、わざわざ家まで戻ったそう。その場で検索して印刷してくれるという優しさは連邦警察にない。<br />
---------------------<br />
<br />
申請は連邦警察で予約をとって行う。<br />
私の住むタトゥイから一番は近い連邦警察はソロカバにあり、車で50分、バスだと1時間半程度かかるのでちょっとした遠出。<div>私はビザの期限が切れたペルーとチリの留学生と一緒に申請に行ってきた。緊張している私に対して、南米出身者なら南米同士の条約があるので、ビザ切れでも割と落ち着いている様子の2人…。笑<br />
日本や韓国、アメリカ、メキシコからの留学生はビザを失ったらもう一度新規で申請をしなければならないのでやっかいである。</div><div>メキシコ人の友人はそれでブラジルに入国できず、母国で書類を再度申請するために休学しなければならなくなった。</div><div>ちなみにビザの新規申請は、お隣のパラグアイでもできるので、母国に戻らずパラグアイのブラジル領事館に行く人もいる。ブラジルでは、ビザ切れ(いわゆる不法滞在)でも強制送還されることは珍しく、罰金を支払う程度で済むのだが…。<br />
<br />
申請も終わり、11月に新しいRNEカード(身分証明書)が発行されるまではペラペラのA4の仮証明書を持ち歩かなければならないのが寂しい。</div><div>はやくあのかっこいいカードがほしい。日本の免許証より数倍かっこいいのだ。</div><div>とにかく今年も無事にすんで良かった。<br />
<br />
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<a href="https://2.bp.blogspot.com/-6FPEz9-6-1A/WYvNiZfn7OI/AAAAAAAAQFE/FqvLU2RyH0Uk6QWVSjHZmJbztprYAZmIgCKgBGAs/s1600/IMG_20140228_152106.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="911" data-original-width="1600" height="182" src="https://2.bp.blogspot.com/-6FPEz9-6-1A/WYvNiZfn7OI/AAAAAAAAQFE/FqvLU2RyH0Uk6QWVSjHZmJbztprYAZmIgCKgBGAs/s320/IMG_20140228_152106.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
私がブラジルで音楽修行したいと思い至ってから今日まで、いろいろなことが起こっているのだが、これまでリアルタイムでブログに書けなかったことを"修行記"として残していこうと思う。その1はこちら→ <a href="http://aikashimada.blogspot.com.br/2017/07/1.html" style="background-color: #cfe2f3;" target="_blank">ブラジル音楽修行記 1</a><br />
<br />
当初半年のブラジル短期留学で最初の滞在先に選んだ場所はサンパウロ。<br />
なぜサンパウロを選んだかというと、リベルダージ(東洋人街)の存在はポルトガル語が話せない私には助かる…という若干控えめな理由と、大好きなサックス奏者Provetaがサンパウロに住んでいるという噂を聞いたからだった。<br />
私がどれだけがProvetaが好きなのかはこちらの記事を参照→ <a href="http://aikashimada.blogspot.com.br/2014/07/proveta.html" style="background-color: #cfe2f3;" target="_blank">Provetaに弟子入りしたい!</a><br />
<br />
結果から言ってしまうと、Provetaは超多忙でサンパウロで個人レッスンはしておらず、彼のレッスンを受けるという夢は叶わなかった。ただ、「僕が教えている音楽院に見学に来たらいいよ!」と声をかけてくれた。彼はイビラプエラ公園内にある劇場に併設する市立音楽院の指導をしていて、バンド指導をする日時を教えてくれたのだった。<br />
<br />
忘れもしない金曜日の15時。<br />
場所はイビラプエラ公園の劇場地下。公園は物凄く広い。<br />
"potão 10"と自分で書いたメモをタクシーの運転手さんに見せ、potão 10に到着。あとでわかったのだが、劇場近くの入り口はpotão 2。Provetaは10(デイス)と言ったのだろうが、私は2(ドイス)を聞き間違えていたようだ。<br />
今思い返すと、降りる際に 運転手さんは「劇場はここじゃない」みたいなことを言っていたんだと思う。それぐらい当時はポルトガル語がわからなかった。結局、potão 10で降りてしまった私は、劇場を探すのに一苦労することに。サンパウロの夏の日差しは強く、とても暑かったが、少し散歩できてちょうどよかった。何より、早めに到着しておいてよかった。<br />
<br />
ようやく劇場に到着。入り口で事情を説明し、地下にある音楽院へ。そのあとは学生たちに案内してもらいながらようやく合奏室にたどり着く。<br />
今日の合奏は学校の選抜メンバーからなるOrquestra Furiosaというブラスバンド。<br />
びっくりしたことに、学生が若い。おそらく15~20歳。<br />
音楽院=音楽大学かな?なんて勝手に想像していたので、驚いた。<br />
<br />
15時過ぎにProvetaが登場。<br />
サンバの曲を練習。欠席者も多く、合奏中もけっこう賑やかで、集中力にかける。<br />
スパルタ吹奏楽部出身の私からすると、「こら!ちゃんとProvetaの話聞きなさい!」と思わず言ってしまいたくなるが、よく見ると、皆すごくのびのびとしている。ブラジルの学生だちはSoltoという言葉がよく似合う。<br />
この音楽院は12歳以上からオーディションが受けられ、5年制。市立で授業費がかからないために倍率も高い。サイトには書かれていないが、入学には年齢制限があり、確か18,19歳までとかだったはず。(←もちろん私は既にアウト)<br />
Provetaの貴重な合奏指導を見学したあとは、何人かの学生が学校を案内してくれて、ランチも出してくれた。(←合奏後にも理論などの授業があるのでランチが配給される)<br />
<br />
ひとまず、無事に辿りつけて良かった。<br />
それにしても、授業料無料でサンパウロのトップクラスのミュージシャンの授業が受けられるなんて凄いシステムだ。あとから聞いた話だが、電車とバスを乗り継ぎ、2時間かけてファベーラから通っている学生もいるそうだ。<br />
ポルトガル語片言の私に、プロヴェッタも学生たちも凄く優しくれたのだが、私が追い求めているものとは少し違った。<br />
<br />
その3に続くAika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-57601103969340842432017-08-08T23:32:00.003-03:002021-09-15T21:40:43.128-03:00ショッピング・メトロとは?<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-nesc0Pl_S54/WYpvZu6KBSI/AAAAAAAAQE0/zY9gzns0rqgTTnzRRVT4t9oRrFY_kwfDwCKgBGAs/s1600/IMG_20140607_180419.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="911" data-original-width="1600" height="182" src="https://2.bp.blogspot.com/-nesc0Pl_S54/WYpvZu6KBSI/AAAAAAAAQE0/zY9gzns0rqgTTnzRRVT4t9oRrFY_kwfDwCKgBGAs/s320/IMG_20140607_180419.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
サンパウロ市内には沢山のショッピングセンターがある。(ブラジルではShoppingと呼ばれている)<br />
6,7階建ての老舗デパートのようなところもあれば、2,3階建ての横に広い所謂イオンモールのようなところなど、形は様々。入っているお店は、ファミリー向けの衣料品店や靴屋、化粧品、フードコート…とだいたいどこも似ているが、サンパウロの高級住宅地付近のショッピングには高級ブランドショップも並ぶ。<br />
<br />
さて、今日はそんな大きなショッピングセンターのことではなく、もっと気軽なショッピング・メトロについて。<br />
ショッピング・メトロというのは、メトロの駅に隣接するショッピングセンターではなく、<b style="color: red;">"</b><span style="color: red;">メトロの<b>車内"</b></span>で繰り広げられる売り子異動式の販売形態のことである。<br />
これ、正式名称ではないのだが、友達が"Shopping de Metro"と呼んでいたので、私もこう呼ぶ事にしている。(この場合、直訳は"メトロのショッピング")<br />
<br />
メトロに乗っている時に車内に乗り込んできた売り子がいろいろな物を売り始める。売り子と書いたが、実は普通の乗客で、もちろん違法行為にあたる。笑<br />
彼らは普段着で大きなリュックや黒いビニール袋をさげて乗り込み、ドアが閉まり発車した後に、「Pessoaaaaaal!!! 」(「みなさーーーーーん!」みたいな感じ)と信じられないぐらい大きな声で叫び注目を集めてから、巧みな話術で商品の説明を始める。<br />
<br />
よく売っているのは<br />
・イヤフォン (しかもアップル社製そっくりの偽物)<br />
・SDカード<br />
・USBメモリ<br />
・スマートフォンの充電器<br />
などの小さな商品。多くの人が本当に使えるのか疑問にもつのか、「この場で試してもらって構わないよ!」と言いながら商品を見せてくる。<br />
次に多いのは水やコーラなどの飲料、ガムやチョコレートのお菓子など。<br />
<br />
満員だった車内で、スマートフォンのカメラに取り付ける魚眼レンズのようなものを売っている売り子が、「これがあればセルフィで上半身全体が撮れるよ!」と言った瞬間に周りにいた女の子たちが一気に振り向いたのには笑えた。(ブラジルの女の子、セルフィ大好きだからね…)<br />
別の日はスマートフォンを収納できる防水ケースを売っている売り子が、実際にバケツにはった水にスマホ入りのケース沈めるパフォーマンスまでみせてくれ、別のメトロでは野菜カッターの実演販売(人参をひたすらスライス)を披露していた。必死感がすごい。<br />
ガムや飴の売り子さんは、車内が空いている場合、乗客に無言で商品を置いていき、次の駅に着く前に回収(購入したい人はお金を渡す)していくパターンもある。<div>トークが苦手な売り子、または購入に踏み切れない恥ずかしがり屋さんにはぴったりの方法。これをしらなかった時に、突然ガムを渡されてびっくりした。サンパウロでメトロに乗ることがある方はしっておくと良いだろう。<br />
<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-YTdwkdz351U/WYpvZuUMNXI/AAAAAAAAQE0/u8AurRKZWWALoRDH4URjWR4gLq9Fnl80ACKgBGAs/s1600/IMG_20140310_181447.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="911" height="320" src="https://3.bp.blogspot.com/-YTdwkdz351U/WYpvZuUMNXI/AAAAAAAAQE0/u8AurRKZWWALoRDH4URjWR4gLq9Fnl80ACKgBGAs/s320/IMG_20140310_181447.jpg" width="182" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">メトロのないサルバドールではバス車内でこのショッピングが繰り広げられる。笑</span></div>
<br />
どんな場所でもチャンスがあれば商売を始めるのがブラジル。<br />
道端で物を売る人は多いが、メトロの車内とは斬新だ。<br />
販売の他にも、楽器の演奏もある。私の友達はメトロ内で演奏してけっこうなおひねりを貰っていた。販売、パフォーマンスの他にも「この子に飲ませるミルクを買うお金をください」と赤ちゃんを抱きながら頼む人や、「工場勤務中に事故で失った腕の手術をしたい」と医療費を頼む人もいる。このタイプは車内がすごく重い空気になるが、ブラジル人は積極的に人助けをする人がけっこういるので、さらりとR$10ぐらい渡す人も多い。<br />
どれも日本ではみたことのない出来事で、メトロは乗るたびに発見がある。<br />
<br />
余談<br />
<b>メトロって危険なの?</b><br />
私は朝6時~夜22時ぐらいであれば一人でもメトロに乗っている。但し、土地勘がある場所のみ。メトロ構内で怖い思いをした経験や、見た経験はありませんが、満員電車でのスリには十分ご注意を。最近は痴漢も増えているそうだ。<br />
メトロについて詳しくしりたい方はこちらの記事をどうぞ。<br />
<a href="http://aikashimada.blogspot.com.br/2014/07/blog-post_31.html" style="background-color: #cfe2f3;" target="_blank">サンパウロの移動手段~メトロ編~</a><br />
<br />
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<a href="https://1.bp.blogspot.com/-p5s-tZ29Vks/WYFPHHpSnTI/AAAAAAAAQEQ/JZO-2bgJV7cXCFBmZePmlKgI1LBdhFriACLcBGAs/s1600/image1%2B%25281%2529.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="915" data-original-width="640" height="320" src="https://1.bp.blogspot.com/-p5s-tZ29Vks/WYFPHHpSnTI/AAAAAAAAQEQ/JZO-2bgJV7cXCFBmZePmlKgI1LBdhFriACLcBGAs/s320/image1%2B%25281%2529.JPG" width="223" /></a></div>
<br />
以前、エルメートのお気に入りの一枚を紹介したのだが、この記事のアクセス数が伸びている。Bossa Nova以外のブラジル音楽が世界で聴かれるのは非常に嬉しい。<br />
まだ読んでない方はこちら→<a href="http://aikashimada.blogspot.com.br/2016/12/1festa-dos-deuses-hermeto-pascoal-e.html" style="background-color: #a2c4c9;" target="_blank">【今日の1枚】Festa dos Deuses / Hermeto Pascoal e Grupo</a><br />
最近はブラジル音楽専門レコード店やインターネットのおかげもあり、ブラジル音楽はより身近になりつつあるが、まだまだ日本で紹介されていないCDが沢山あるので、少しずつ私のお気に入りのアルバムを紹介していきたい。<br />
私が特に好きなのは、自分が通っている音楽院をとりまく音楽事情なので、所謂エルメートファミリーやサンパウロのインスト事情が多くなるかもしれないが、最近はブラジル南部やペルー、アルゼンチンなどにも興味があるので、そちらにも触れていければと思っている。では、今日の一枚はこちら。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-kNqzqjY7Tcc/WYE8laZj6uI/AAAAAAAAQD8/2gEGufugN_oV2fJKoqMaR2GheATWJMrhACLcBGAs/s1600/fabioleal.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="351" data-original-width="357" height="196" src="https://4.bp.blogspot.com/-kNqzqjY7Tcc/WYE8laZj6uI/AAAAAAAAQD8/2gEGufugN_oV2fJKoqMaR2GheATWJMrhACLcBGAs/s200/fabioleal.png" width="200" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
Fábio Leal / Fábio Leal (2009)</div>
<div style="text-align: center;">
<br /></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">Fábio Leal - Guitar</span></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">Fi Maróstica - Eletric Bass</span></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">André Grella - Eletric Piano</span></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">Paulo Almeida - Drums</span></div>
<br />
<span style="text-align: center;">Fábio Lealはサンパウロ州サン・ベルナルド・ド・カンポ出身のギタリスト、作曲/編曲家。たまにガットギターやベース、カヴァキーニョも奏者としてライヴ出演していることも。</span><br />
<span style="text-align: center;">14歳でギターを手にした際は、独学で新しいコードを見つける度にウキウキしていたそう。</span>Universidade Livre de Música Tom JobimとConservatório de Tatuíにてギターを学び、現在はサンパウロを中心に活躍中。また、Conservatório de Tatuí(以後タトゥイ音楽院を記す)のギター/アンサンブル/和声の講師として教鞭にも立っている。<div><br />
そう、私たちの先生で愛称はFabinho。学校でも超人気で、未だかつてこんなに生徒に人気のある先生はみたことがない。</div><div>実際に、私の音楽人生においても一番影響を与えてくれた恩師である。(追記:2018年をもってConservatório de Tatuíの講師を辞任)<br />
多忙なFabinhoは、夜中にギターを練習するのが至福の時間だとか。</div><div>また本を読んだり、いろんな音楽を聴くのも好きで、クラシックや民族音楽にも非常に詳しい。更には大の映画好きでもあり、私も観た事ないような日本の映画もしっている。プライベートな話をすると、一見無口そうだが、人と話すのが大好きで、タトゥイのバーに現れると、常に沢山の生徒たちに囲まれ、朝まで意見を交換したり、そのへんにあるギターを手にとってサンバを弾き始めたりと非常に社交的である。<br />
これまでに Hermeto Pascoal, Toninho Horta, André Marques, Arismar do Espírito Santo, Trio Correnteなど多数のミュージシャンと共演。最近はエレキギターと弦楽トリオにピアノという異色のキンテットBrazú Quintêでも活動中。<br />
<br />
アルバム2009年にリリース、メンバーは当時タトゥイ音楽院の学生であった3人。かなり集中的にリハーサルをしたそうだ。Fabinhoは”学生”と自分に境界線をひかない。タトゥイ音楽院には在学中に彼から抜擢され世に出始める学生が沢山いる。この3人も今サンパウロで大活躍している。<br />
(追記:Paulo Almeidaは2019年よりヨーロッパにて活動中)<br />
<br />
Perfume de Cebola /Filó Machado と Giant Steps /John Coltrane以外は全て本人のオリジナル。<br />
Fabinhoは作曲家としても数多くの作品を残している。興味深いのは、音楽院のアンサンブルの授業でもグループの編成に合わせてその場で作曲をしてしまうのである。管楽器4本であろうと、ギター3本にピアノがいても紙一枚使わずに3声、4声にして学生に一音ずつ音を伝えていくことができるのだ。<br />
2曲目のVamo Toma Uma?は日本語にすると「一杯いく?」で、彼がよく言うフレーズである。ブラジル北東部レシフェ発祥のマラカトゥのリズムを5拍子にしている。エルメートもそうだが、メロディが素敵だと変拍子でもまったく違和感がない。<br />
3曲目のCasa Velha、ベースとピアノのメロディラインが癖になる。Fabinhoのソロにブラジル音楽の有名な曲のメロディがでてくる。(←わかった人は凄い!)どうやらこのメロディが好きなようで、ライヴのソロ中に何度か耳にしたことがある。<br />
4曲目のPerfume de Cebolaは軽快なサンバ。ドラムのPaulo Almeidaのグルーヴは絶品で、ドラムを学ぶ学生の間でも有名である。<br />
7曲目のMarianaは彼の妻の名前で、彼女に捧げた曲。ちなみに彼女は前述のBrazú Quintêのピアニスト。<br />
8曲目のGiant Stepsはちょっと異色な選曲にみえるが、アレンジは変拍子のサンバ。ファビーニョは複雑なキメを考えるのが大好き。<br />
<br />
<b style="background-color: #d9d2e9;">私的聴き所</b><br />
"Guitarra Sanfonada" (6曲目)<br />
実はこのCDの中でも一番注目してほしい作品。<br />
題名のSanfonadaというのはアコーディオンのことで、Fabinhoはブラジル北東部発祥の音楽を演奏するアコーディオンのグルーヴを見事にエレキギターで表現している。</div><div>このようなブラジル音楽におけるリズムの特徴をエレキギターで再現できる人は本当に数少なく、この奏法を勉強したいと、ブラジル全土からレッスンの依頼があるようだ。</div><div>本人曰く、とにかくトラディショナルを聴きまくるのが大切だそう。</div><div><br />
全体的にFabinhoのソロ作品というよりも、グループ作品と言っても良いぐらいメンバーの息がぴったり。Sescの番組に出た際の映像があり、CDとは違ったスピード感も楽しい。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen="" class="YOUTUBE-iframe-video" data-thumbnail-src="https://i.ytimg.com/vi/Ug_ZCm-ygu0/0.jpg" frameborder="0" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/Ug_ZCm-ygu0?feature=player_embedded" width="320"></iframe></div>
<br />
Fabinhoを一言で表すと"Guitarra Brasileira" (ブラジルのエレキギター)。<br />
正直、ブラジル音楽はガットギターのイメージが強くて、エレキギターはあまり好きじゃなかった…でも彼に出会って180°イメージが変わったのだ。<br />
彼の演奏にはポルトガル語でlinguagemというものが存在する。</div><div>直訳すると"言葉遣い"。<br />
ブラジル音楽は16音符を全部同じ長さ・強さで演奏してもグルーヴ感がでない。独特の訛りみたいなものがあって、それは楽譜では表せられないのだ。(私はそれを覚えたくてブラジルにいるのである…)<br />
<br />
このアルバムはiTunesやSpotfly、Youtubeで全曲視聴可能。<br />
2014年発刊のブラジル・インストルメンタル・ミュージック・ディスクガイドの中でも紹介されている。(冒頭の写真はファビーニョに本をプレゼントした際に撮影)</div>Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-19575392307364123102017-07-26T01:17:00.002-03:002021-09-15T21:45:11.602-03:00サンバをかっこよくアドリブするコツ その1<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-CnnB-q8drBg/WXgUXHeezsI/AAAAAAAAQCA/vm4RE-kIZFYO3G5oMNAXzMceX86EHFCEwCLcBGAs/s1600/FullSizeRender%2B%25283%2529.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="878" data-original-width="1280" height="218" src="https://3.bp.blogspot.com/-CnnB-q8drBg/WXgUXHeezsI/AAAAAAAAQCA/vm4RE-kIZFYO3G5oMNAXzMceX86EHFCEwCLcBGAs/s320/FullSizeRender%2B%25283%2529.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
ブラジルを代表する音楽(というか文化)のひとつであるSambaは、いろいろな種類(音楽的な様式)があるので、一言では言い表せられない。<br />
例えば、日本で"リオのカーニヴァル"として知られるEscola de Sambaのテーマ曲であるSamba de enredoやSamba de Morro、バイーアのSamba、Samba Jazz…など<br />
どんなSambaも魅力的なのだが、私はサックス奏者ということもありSamba Jazzや器楽楽器による現代的なSamba(所謂ソロまわしがある)を多く研究している。<br />
今日は、器楽奏者や歌手の方向けに、Sambaのリズムに合わせてアドリブをする場合のちょっとしたコツを書きたいと思う。このコツは、ブラジル音楽を長年演奏している方には無意識のうちに体に染み付いているだろう。<br />
<br />
Sambaをかっこよくアドリブするコツ。<br />
それは<b><span style="font-size: medium;">"Garfinho(フォーク)"</span></b>である。まずは楽器を置いて右手にフォークに持ってください。というのは冗談で、Garfinhoとは、このリズムのことである。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh8IuHBDa3jW_RcIo6GymVRlFC8l2D6w80qfnpMInIfSGaUl3-ruYxbGFw2cMGHr_qrQxIuF97456mMc8PAV7hpFx8CAE2VIaQMJ9a788dGX4ImB3hZq0U8L_R3F1mHdLazBTojg2KtRKA/s1600/FullSizeRender+%25284%2529.jpg"><img border="0" data-original-height="905" data-original-width="1600" height="113" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh8IuHBDa3jW_RcIo6GymVRlFC8l2D6w80qfnpMInIfSGaUl3-ruYxbGFw2cMGHr_qrQxIuF97456mMc8PAV7hpFx8CAE2VIaQMJ9a788dGX4ImB3hZq0U8L_R3F1mHdLazBTojg2KtRKA/s200/FullSizeRender+%25284%2529.jpg" width="200" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">フォーク頑張って書いたんだけど、下手でごめん…</span></div>
<div>
<br /></div>
見た目がフォークっぽいので、ミュージシャン達からこう呼ばれている。<br />
このリズムはEscola de Sambaの中なら主にタンボリンから聞こえてくるでしょう。<br />
サンバのメロディはこのパターンを多用している。<br />
なので、8分音符ばかりの歌謡曲をSamba風で演奏すると、それなりに聞こえるがちょっとダサくなる。Samba風で演奏する時は8分音符をGarfinhoに変えたり、頭で入る音符を16分音符分ちょっと食うだけで、急にSambaっぽくなる。<br />
<br />
例としてサックス/フルート奏者Teco Cardosoの Meu Brasilを聴いてみる。(動画の1曲目)<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen="" class="YOUTUBE-iframe-video" data-thumbnail-src="https://i.ytimg.com/vi/mpKeR8PQvY0/0.jpg" frameborder="0" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/mpKeR8PQvY0?feature=player_embedded" width="320"></iframe></div>
<br />
テーマもGarfinhoだらけである。<br />
フルートのソロは16分音符のフレーズが多いが、その後のバリトンサックスのソロ。あぁ~かっこいい!参考までに私が耳コピした書き譜を載せておこう。<div><span style="text-align: center;">2ページ目なので調号Bb,Ebが抜けている…失礼しました。(もはやコードチェンジ多いので調号いらなかったな…)</span><br />
<div>
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-ZGMSYOV6KLk/WXgU8MPcy7I/AAAAAAAAQCM/X8FEV_81DY0A2pjWeocrRi2DcWWGekoagCLcBGAs/s1600/FullSizeRender%2B%25282%2529.jpg"><img border="0" data-original-height="636" data-original-width="1280" height="157" src="https://3.bp.blogspot.com/-ZGMSYOV6KLk/WXgU8MPcy7I/AAAAAAAAQCM/X8FEV_81DY0A2pjWeocrRi2DcWWGekoagCLcBGAs/s320/FullSizeRender%2B%25282%2529.jpg" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<br /></div>
というように、Garfinhoが入るだけでグッとスイングする。<br />
逆にそれがないと"ブラジリダージ"のない感じに。。<br />
アドリブは個性であるが、せっかくなら踊りたくなるようなソロを吹ける楽しい。<div>自然と腰が動くようなブラジル人のアドリブには圧倒される。</div><div><br /><div>ちなみにこのGarfinhoは全てのブラジル人がすんなりできるわけではない。</div><div>まずはタンボリンを手にとってGarfinhoや16分音符の練習をすると少しずつ感覚を掴めてくるだろう。</div><div>Raiz(ハイース)と呼ばれるようなトラディショナルなSambaのギターやタンボリンのパターンを聴くのも非常に勉強になる。</div></div></div>Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-18459015111791427252017-07-23T19:47:00.000-03:002020-03-27T14:31:40.962-03:00青空市でお買い物!いくらかかった?<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-9GWwS_tsGMA/WXUOOUPqmxI/AAAAAAAAQBQ/RA-1e2pcFeEi4d3vMCO5zucruczbKPOLgCLcBGAs/s1600/FullSizeRender.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="968" data-original-width="1280" height="241" src="https://4.bp.blogspot.com/-9GWwS_tsGMA/WXUOOUPqmxI/AAAAAAAAQBQ/RA-1e2pcFeEi4d3vMCO5zucruczbKPOLgCLcBGAs/s320/FullSizeRender.jpg" width="320" /></a></div>
Bom dia! おはようございます<br />
このブログにも何度も登場している青空市(ポルトガル語でフェイラ)。<br />
スーパーで買い物も良いのですが、やっぱり野菜と果物は青空市で買うのが好きです。<br />
青空市は沢山のお店が並ぶので、見ていて楽しいし、思わぬお買い得品もあったり…。<br />
ブラジル生活の中で気に入っていることのひとつです。<br />
<a name='more'></a>私は毎週水曜の夜もしくは日曜の午前中にある青空市に週一で通っています。<br />
青空市について詳しくは過去ブログにて:<a href="http://aikashimada.blogspot.com.br/2016/05/feira.html" target="_blank">青空市場“Feira”でお得に食材ゲット!</a><br />
<br />
さて、今日は日曜の青空市へ行ってきました。<br />
どんなものがどんな価格で買えたのかレポートしたいと思います!!<br />
<br />
たまご15個 R$6 / 210円<br />
ルッコラ R$2 / 70円<br />
ねぎ・パセリ・バジルの束 R$1.5 / 53円<br />
ブロッコリー R$3.5 / 123円<br />
いんげん豆 R$1 / 35円<br />
にんじん4本 R$2 / 70円<br />
なす2本 R$2 / 70円<br />
たまねぎ4個 R$2 / 70円<br />
にんにく R$2.5 / 88円 <br />
アボカド小2個 R$1.5 / 53円<br />
レモン12個 R$2 / 70円<br />
キウイ4個 R$2.5 R$ 88円<br />
<br />
<b style="background-color: #ffd966;">合計1000円</b>でした。<br />
※1レアル35円(7月23日現在)で換算<br />
<br />
やはり野菜・果物は日本と比べるとだいぶ安いですね。<br />
これはお買い得!!<br />
と思うかもしれませんが、2年前はもっと安かったです。最近は物によっては2年前の倍近くするものも。ブラジルの不景気、おそろしい。。<br />
2017年は回復の兆しとネットの経済予想でみましたが、今の所回復している兆しは感じられません。。辛抱です。。<br />
<br />
<br />
余談<br />
上の写真でレモンは見つけられましたか?<br />
ブラジルで一般的なLimãoとは緑色で丸いのです!写真の左側、黄色いネットに入っています。見た目はライムのようです。<br />
(黄色いシチリアレモンはブラジルでは殆ど使われません。品揃いの良いスーパーにはおいてあり、よくペルー人やチリ人が買ってます。。笑)<br />
友達のホベルトが子供の頃から毎朝レモン果汁を飲んでいて病気になったことがないと言うので、私も朝起きてカフェを淹れる前に、このレモン1個の果汁を絞った水を飲むようにしています。<br />
サトウキビ焼酎で作るカクテル"カイピリーニャ"にはこのレモンを使います。<br />
もう一つはLimão Rosaというオレンジ色のレモンも青空市ではよく見かけます。緑色のものより酸味が少ないのでジュースにすると美味しいのです^^<br />
<br />
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Aika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4296626789844060697.post-12031102864043876602017-07-19T14:33:00.002-03:002017-07-25T00:33:23.345-03:00ブラジル音楽修行記 その1<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-xNi4slLCBd0/U9HIScm2EbI/AAAAAAAAGQk/cQxqVML5BN44lRChMcRL_vE-h7CLd87DQCPcBGAYYCw/s1600/blogger-image-878453876.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="480" data-original-width="640" height="240" src="https://3.bp.blogspot.com/-xNi4slLCBd0/U9HIScm2EbI/AAAAAAAAGQk/cQxqVML5BN44lRChMcRL_vE-h7CLd87DQCPcBGAYYCw/s320/blogger-image-878453876.jpg" width="320" /></a></div>
<br />
Boa tarde! こんばんは<br />
早いもので、来月でブラジルへ来て3年となります。<br />
ブラジル音楽にどっぷりはまり出したのが2010年、とにかくブラジル音楽をもっとしりたいという熱意からサンパウロへ引越ししてしまいました。<br />
<a name='more'></a><br />
<br />
「もう3年」と考えるべきなのか「まだ3年」と考えるべきなのか。<br />
自分が生まれ育った土地以外の文化を勉強するには、濃度はともかく3年は短い時間かと思います。<br />
とにかくブラジルは広いんです。<br />
土地もですが、全てにおいて自分の想像を超えていました。<br />
サンパウロへ引っ越す前、「2年経ったら自分のオリジナルアルバムをレコーディングをしよう」と思っていましたが、いろいろありすぎてまだアイディアがまとまらないのです。<br />
<br />
まだボサノヴァコンピレーションのCD1枚しか持っていなかった頃、西荻窪にあるAparecidaというブラジルコミュニティに顔を出しました。店内はボサノヴァがかかっているのだろうと思ったら、最新のブラジルポップスをかけるDJに、見た事も聞いた事もないサトウキビの蒸留酒、謎の黒い豆の煮込み料理。。実はかなりショックでした。<br />
店主のWillieさんにいろいろおすすめの音楽を教えてもらい、その時点でブラジル音楽は自分の想像をはるかに超えているとは感じていたのですが、サンパウロに着いて更にショックを受けたのでした。少し紹介してみます。<br />
<br />
まず"今日ボサノヴァはブラジルの演歌だ"説。<br />
ブラジルのカフェにはほとんどBGM音楽がありません。どこのカフェでもボサノヴァがかかっている日本と比べたら、この説はあながち間違いでもないような気がしますが。<br />
<br />
そして"週末には道端でサンバやパゴーヂが聴ける"説。<br />
これは私がサンパウロに着いて一番ショックなことでした。最初の宿泊先リベルダーデでは少なくとも一度も聴いた事がありません。週末になるとサンバが聴こえる…というのは本当に一部の地区や通りだけなのです。今日、週末になると必ず聴けるのはサンバではありません。セルタネージョ(最新ポップの方)です!!<br />
<br />
最後に、音楽とは関係ありませんが"灼熱の国ブラジル"説。<br />
私はまんまと騙されました。笑<br />
日本のブラジルファンやブラジル渡航者が語る多くの情報は人気の観光地であり、カーニヴァルでも有名なリオ・デ・ジャネイロ中心になっています。中にはリオしか行ったことないのに「ブラジルは…」と語る人も。<br />
ブラジル南部は雪も降りますし、私の住むタトゥイ市の冬は最低6~8℃まで冷え込みます。なので、冬にサンパウロ滞在される方にはダウンとセーターを持参するように言っています。<br />
<br />
インターネットが普及する時代になっても、これまでに作られたイメージや一部の情報を流し続ける人たちの影響って強いんです。<br />
例えば、ブラジル人の友達は「日本人はみんなアニメ観てるんだよね?」「日本って纏足してたんでしょ?」と平気で言ってきます。<br />
そうなると、リアルなブラジルを伝えていくのが私の使命かと思うのですが、"ブラジルは知れば知れるほどわからなくなる"というぬかるみにハマってしまったのが現状です。笑<br />
<br />
特にかっこいいブログが書けるわけではないのですが、これまで自分がどんな風にブラジル音楽修行をしてきたかをまとめたいと思います。<br />
引き続き、私の日常生活や音楽の記事も更新していきますので、リアルなブラジルの現状の一部として知っていただければいいなと思っています。<br />
<br />
その2に続くAika Shimada http://www.blogger.com/profile/16726586019478258561noreply@blogger.com