2016/12/25

コンビニなし生活を2年間続けて思ったこと


Feliz Natal !!! メリークリスマス
先日ブログに書いた通り、ブラジルではクリスマスの日、人々は街から消えます。小売店やスーパーも午前中で閉店し、外食もなかなか難しいでしょう。
 →詳しくはこちらのブログで:ブラジルでのクリスマスの過ごし方

スーパーが閉まっててもコンビニは開いてるよね?

いえ、開いてません。というか、コンビニがありません!!


私が住んでいるタトゥイには24時間オープンのお店はありませんし、サンパウロはバーやマクドナルドは朝方まで開いているものの、コンビニを見つけるのは難しいでしょう。
夜中に飲み物やスナック程度の食べ物が買える場所はガソリンスタンドに併設しているお店程度で、深夜営業もしていたりしていなかったりします。

実際に、コンビニなくてもやっていける?

答えは断然「はい」でした。
日本にいた頃、歩いて3分圏内に2~3軒コンビニがある所に住んでいました。自炊が面倒な時、急にスイーツが食べたくなった時、急な外泊で歯ブラシ買う時、全部コンビニに頼っていました。ほぼ毎朝ドリップコーヒーと朝食を買っていた時期もあります。本当に便利ですよね、コンビニ。でも、毎食自炊を始めてから料理が更に好きになったし、スイーツも夜中に食べたくなったら作る、作れないなら明日まで待ってケーキ屋さんで買うようになりました。朝食も少し早く起きて作るようになり、今では毎朝ドリップコーヒーを淹れるのが楽しみであります。「コンビニに行けばなんでもある」と言う概念を忘れることができたのです。

じゃあなんで日本でコンビニを毎日利用していたの?

便利だからですよね。でも実はその答えの裏側にあったのは「時間がない」というものでした。働きすぎて、ご飯を作る気力もなかったし、朝も朝食を作ってドリップコーヒーを淹れる時間があったら1秒でも多く寝ていたいという気持ちでした。
ブラジルにきて、時間配分について考えるようになりました。多くの人は深夜まで働きませんし、例えお金がほしくても「自分の時間や家族との時間を削ってまで働く」という考えをしていないからです。むしろ、自分のやりたいことを優先し、余った時間で働くとうようにも見えたり?? ブラジル人の友人曰く、「先のことを考えていないわけではいよ。今日を楽しまないと明るい明日はやってこないでしょ?」だとか。

時間だけじゃない、コンビニ弁当のおそろしさ

肉食のイメージがあるブラジルですが、意外にもベジタリアンや食品添加物を避ける人も増えています。驚いたことに、スーパーの調味料コーナーには日本からの進出企業の旨味調味料がずらり。即席ラーメンも日本のメーカーが一番有名です。その旨味調味料を使っていたら、ルームメイトのペルー人に「ソレ、カラダニワルイヨ!」とお説教交じりに言われ、なんだか恥ずかしくなり、使うのをやめました。
その夜、「コンビニのおにぎりは食べたことがないし、食べる気もない。」という日本人の友人のことを思いだしました。当時はそれが理解できなかったのですが、やっとわかりました。
お弁当だけでなく、カビの生えないパン、中毒性のあるカップラーメンの味、レンジでチンすれば食べられる冷凍食品…数十年前には存在しなかったはずです。
ブラジルで旨味調味料は使わず、塩、にんにくやハーブ、醤油のみで味付けすることを覚えて、できるだけ食品添加物がない食事をとれるように心がけるようになりました。

お肉屋さんのコロッケが買える街

コンビニや24時間スーパーのおかげで、遅くまで働けるようになった日本社会から消えてしまったものは家族揃っての夕飯だけでなく、地元の商店街では?
ブラジルではパンはパン屋で、お肉は肉屋で、魚は魚屋で、野菜は青空市で…というのが主流です。面倒そうに感じるかもしれませんが、新鮮なもの、安全なものを買うには売り手と買い手が直接顔を合わせることって、実はとても大切なんだと思います。
私の父は、学校の帰り道にお肉屋さんでコロッケを買い食いするのが楽しみだったそうですが、残念ながら今は閉店してしまったようです。そのコロッケは肉屋のおばあちゃんが手作りしているもので、何が入っているかわからないコンビニやスーパーの冷凍コロッケとは違ったはずです。
私は"コンビニ消滅"を願っているわけではなく、他の選択肢がなくなることが寂しいのです。日本に帰った時はなんらかの用事でコンビニに行くこともあると思うし。

毎日市内のどこかで開催される青空市(夜市もあります)

ブラジルに来て、「日本だったら○○なのに~」と思うことって、年に数回ぐらいです。
寒い冬のある日に、ウルグアイ人の友人らに「日本の便座はあったかくて、蓋が自動で開くんだよ」と言ったら大笑いされました。そうする意味がわからないそうです。。(温便座は試してみたら気に入るだろうけど。笑)
毎年のように、あったら便利なものが増えていますが、なければないなりに生活できるようになるのです。本当に大切なのは物じゃないと実感する機会も増えました。
それでは最後にもう一度、、

Feliz Natal :) !! メリークリスマス 

って、日本はもう門松かな^^;