2016/05/14

ブラジル式ソルフェージュ

 先日、ブラジルでのコラールの授業について触れましたが、今日は実際にどんな授業を受けたのか少しずつレポートしきたいと思います。
前回記事:ブラジルで学ぶコラールとは?

ドレミファ~を使わない??

私は都内にある某音楽大学を卒業しましたが、ソルフェージュの授業は常に“固定ド”で行われていました。
“固定ド”というのは、簡単に説明するとピアノの鍵盤につけられている音の名前が変わることがありません。ドはド、レはレなのです。日本のクラシックを学ぶ教室や学校を固定ドを利用している事が多いです。
“固定ド”の他に、“移動ド”という方法があります。
音楽は7つの音が並んだ音階によって作られているのですが、その7つの並び方の間隔が同じであれば、どの音で始まっても最初の音をドとして使ってよいという方法です。この方法は主にジャズやポピュラーを演奏する人に好まれています。
ブラジルのソルフェージュの授業ではクラシック科も含めて全て“移動ド”から始めます。まずは音程間隔を掴むために、“ドレミファ”は使いません。数字を用います。

数字で音楽を学ぶ??

まずは長調の音程間隔から習得します。
f:id:aika_shimada:20160417115603j:image
音叉を鳴らし、その音(実際、音叉を使って鳴る音はラです)をⅤと考えます。
Ⅴ~と歌った後に、Ⅰをイメージし、歌います。
もしⅤ=ソならⅠ=ドを歌うことになります。Ⅴ=ラならⅠ=レとなります。
これはドミナントモーションの間隔を掴むのにもいい練習になりますね。
※数字はポルトガル語で歌っていますが、日本語でも何語でも良いと思います。
参考までにポルトガル語の数字の発音・・・
1:ウン 2:ドイス 3:トレィス 4:クァトロ 
5:スィンコ 6:セイス 7:セッチ 8:オイト
 

実践してみよう!

f:id:aika_shimada:20160417115608j:image
音叉の音をⅤと考え、実際に4つの練習をしてみましょう。
数字で歌うことができたら、次はピアノ等を使いⅤに音名を置いてみましょう。
Ⅴ=ソ
① ドーソード
② ソードーソ
③ ドーミーソーミード
④ ソーミードーミーソ
Ⅴ=ラ
① レーラーレ
② ラーレーラ
③ レーファ#ーラーファ#ーレ
④ ラーファ#ーレーファ#ーラ
音名は書いたりしません。あくまでも数字の練習問題を見て音程音名を考えて歌います。ソルフェージュとしての音程間隔だけでなく、音名の間隔を考えるスピードも早くなりますね。私はこれで移動ドでのソルフェージュが早くできるようになりました。ぜひお試しください^^